名遊撃手として知られた小坂氏・鳥谷氏が語る「嫌だったバッター」

2023年2月25日(土)11時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 現役時代、ヤクルト一筋で活躍し、現在は野球解説者として活躍する宮本慎也氏のYouTubeチャンネル「解体“慎”書」。

 これまで、自身の経験をもとにあらゆる野球の側面を解説したほか、ゲストを招き様々な企画を実施してきた。

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 そんな同チャンネルが、毎年守備の名手を表彰する「三井ゴールデン・グラブ賞特別企画」としてタイアップ企画を実施。

 18日までに更新された動画内では守備の名手で知られる宮本氏が、歴代の遊撃手の受賞者の中から、元横浜(現DeNA)・石井琢朗氏、元ロッテ・小坂誠氏、元阪神・鳥谷敬氏、西武・源田壮亮内野手をゲストに招き、「ショートの守備」をテーマに様々なトークが繰り広げられた。

 内野陣の中でも、幅広い守備範囲がゆえに高い守備力が求められるショートというポジション。そんなハードなポジションで、名誉ある賞を何度も受賞してきた彼らだが、実際には守りながら嫌だった選手もいたという。

 中でも、グラウンド上では常にポーカーフェイスを貫き、淡々とボールを捌いてきた印象の強い鳥谷氏は、こう明かしている。

「良いバッターというのは、必ずセンター方向にいったらセカンド方向に打球が逃げていきますし、三遊間にいったら必ず三塁方向に打球がいっていたんですが…。そういう打球を打っていたのは、青木宣親内川聖一、べんさん(和田一浩)ですね。この3人は常に自分の打球方向と反対方向に打球がいっていました。こういう打球を打って率を残すのが良いバッターなんだなと守っていて思いましたね」

 鳥谷氏が名前を挙げた3名はいずれも2000本安打を達成したレジェンドばかり。好打者には共通した打球の特徴があったことを振り返った。

 一方で、並外れた守備力から、現役時代は「小坂ゾーン」とも呼ばれるほど広い守備範囲を誇り、球界のほかの選手からも尊敬の念を持って語られることの多い小坂氏は、自身の思う守っていて嫌な選手として、かつての球界の名選手たちの名をあげた。

「入団当時は、秋山幸二さんの打球がすごかったですね。遅れてバットが出てきて、反対方向に打球がいくのかなと思いきや自分の方向に速い打球がきました。あとは、城島健司くんとか、谷佳知さんとかは、トップスピンがすごくかかっていましたね。

 左打者でいうと、イチローくんとか、ダイエーにいた柴原洋くん。ある程度打球方向を予測して守っていても、自分の左右を狙われることもあって、上手くやられていましたね」

 守備の名手たちならではの熱いトークが繰り広げられていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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