東京農業大・長距離ブロック、71回目の箱根路へ新「選手寮」完成…監督「モチベーション上がる」

2025年2月25日(火)18時56分 読売新聞

スギ材の木目が露出した階段で、意欲を見せる小指監督(左)と菅原主将

 通算70回の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)出場を誇る東農大陸上部男子長距離ブロックの新たな選手寮「青雲寮」が東京都世田谷区に完成し、25日に落成式が開かれた。

 青雲寮は純木造3階建てで、大学が所有する奥多摩演習林のスギ材を柱やはり、階段などに活用。木が持つ調湿・抗菌作用に加え、食堂や玄関ホールを中心に随所で木目が露出した温かみのある内装デザインは、選手の心理的なストレスの緩和効果も期待されている。

 選手たちは3月から入寮予定で、菅原昇真主将(3年)は「鉄筋コンクリートの建物と比べて(屋内が)明るい。光がものすごく入ってきて、心が温かくなる」と声を弾ませ、小指徹監督も「新しい環境で心身ともにリフレッシュできて、選手たちのモチベーションも上がると思う」と喜んだ。

 昨年10月の箱根駅伝予選会では、1万メートル27分21秒52の好タイムを持つエース前田和摩(2年)の欠場も響き、通過ラインにわずか1秒差の11位で涙をのんだ。菅原主将は「突破だけを目標にしていたら、本大会に出ても勝負できない。予選会は1位突破して、シード権を獲得できるところまでチームを持って行きたい」と決意を新たにした。

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