侍ジャパンに暗雲 カブス・鈴木誠也が左脇腹の張りでささやかれる「深刻な状況」

2023年2月26日(日)12時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 果たして間に合うか。カブス・鈴木誠也外野手(28)が左脇腹の張りのため、25日(日本時間26日)に予定していたジャイアンツ戦を欠場した。

 鈴木はこの日、キャンプ地のメサで行われるジャイアンツ戦に4番で出場予定だったが、試合前のフリー打撃時に異変を感じた様子。今後はMRIなどの検査を行い、帰国の予定を含め球団と話し合っていくと見られる。

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 鈴木は今オフ、10キロ増量、迫力ボディーでも話題を呼んでいた。痛めた箇所が脇腹となると完治までに時間がかかる可能性もあり、WBC本戦まで残り2週間を切った今、侍ジャパンにとっても心配が募る状況となっている。

 元々外野の布陣は4人想定で、右翼を鈴木、中堅をヌートバー(25)、左翼を吉田正尚(29)が守る構想となっている。仮に鈴木の合流が遅れる、また出場に黄信号がともるようであれば、現在招集されている近藤健介(29)、最近は外野守備にも取り組んでいる岡本和真(26)の起用も検討されそうだ。一方で外野手の布陣ではヌートバーが侍ジャパンに初合流となるため、来日後、内外野の連携、声がけなど含め突貫工事を行うことも首脳陣が示唆している。その中で、安定した守備力を誇る鈴木が欠けることになれば、チームの守備力という点で不安も生まれそうだ。

 さらに侍ジャパン本隊は25日に行われたソフトバンクとの壮行試合(宮崎)でも守備に課題が見えた。

 6回表、中堅で先発した周東右京(27)が三塁へ。中野拓夢(26)が遊撃に入るなど守備を入れ替えた。その直後、無死一塁からソフトバンク渡辺陸(22)の三ゴロを捕球した周東は二塁へ悪送球し、無死一、三塁と傷口を広げた。さらに続く三森の遊ゴロを中野がファンブル。この場面、一塁送球も間に合わず適時失策としてしまう。

 2人はその後、安打を放つなどミスを取り戻す活躍も見せたが、本戦では守備固めなど1点も与えられない緊迫した場面での起用も考えられるため、今後の課題となった。

 着々と進む調整の中で少しずつほころびも見えてきた侍ジャパン。まずは鈴木の状態が軽症であることを祈るばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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