「鳥肌が立った」注目の中日二遊間争い 守備の名手で知られた高木豊氏が激賞する「大型遊撃手」とは

2024年2月26日(月)11時43分 ココカラネクスト

高木豊氏

 中日の二遊間争いが激化している。昨年固定できなかった二遊間をめぐっては、今キャンプも複数選手が挑戦中だが、そんな熱い話題について球界内からも様々な考察の声が上がっている。

【オープン戦解説】中日のロドリゲスの守備に支配下登録の予感!中田翔の現状は…三好がブレイク選手か?阪神の佐藤輝明は今年マジやばい!前川右京の「普通ではない打席での判断力」中日vs阪神を解説します!

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は2月25日に自身のYouTubeチャンネルに「【オープン戦解説】中日ロドリゲスの守備に支配下登録の予感!中田翔の現状は…三好がブレイク選手か?阪神の佐藤輝明は今年マジやばい!前川右京の「普通ではない打席での判断力」中日VS阪神を解説します!」と題した動画を更新。25日に行われた中日・阪神とのオープン戦を現地で視察、その内容を解説している。

 試合の中でまず中日の注目選手として名前をあげたのは、「2番・左翼」で先発出場した三好大倫だった。高木氏はプロ4年目を迎える大型外野手を「自分の軸で打てるようになった。(球を)呼びこめるようになった」と評価。三好はこの試合、2安打1打点と目指すレギュラー獲りへ着々とアピールを続けている。

 さらに注目したのは「9番・遊撃」で先発出場した育成のクリスチャン・ロドリゲスのプレーだった。

 2回二死二塁の守備では二塁走者の森下翔太に対して投手との間でしっかりけん制した動きも見せており「日本の野球を理解してやっている」とした上で、課題の打撃についても進歩していると評価。「使っていったらどんどん成長すると思う。俺は打てるようになると思う」として、実戦の機会を与えて、日本野球にとにかく慣れさせることが大事とした。

 さらにこの試合で高く評価したのは8回の守備にあった。一走がスタートを切り、前川右京の当たりに遊撃のロドリゲスが完全に逆をつかれながらも必死に飛びついて三遊間へのゴロを捕球、膝をついたまま一塁へ送球してアウトにしたプレーに関して「ああいうのは外国人にしかできない。身体能力、バネがないとできない」と高く評価。このプレーの難易度を再度問われると「(ゴロを)止めても、あそこから、ショートから投げるのはなかなかできない。鳥肌が立った」と激賞、「久しぶりにいいプレーを見た。ファンになりそう」と自身も現役時代、守備の名手として知られたが、スーパープレーに賛美を惜しまなかった。

 キューバ出身の大型遊撃手に関しては身体能力の高さや肩の強さ含め、他球団からも注目を集め始めた。首脳陣も開幕までの支配下登録も視野に入れているとされる中、ロドリゲスについて高木氏は「可能性を大きく秘めている」とブレイクの予感が漂うとした。

 動画内ではほかにも阪神の佐藤輝明、前川の内容にも触れている。

 中日の二遊間といえば昨年も固定できず、チーム課題の一つでもある。今春のキャンプでは遊撃候補としてほかにもドラフト3位の辻本倫太郎(仙台大・22)も躍動した姿を見せており、二塁手としては昨年オープン戦で打率3割超えを果たした田中幹也も控えるなど、複数選手がし烈な定位置争いを行っている。

 果たして大事な内野の要となる二遊間を固める選手は誰となるのか。今後も開幕までの道すじが楽しみとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「中日」をもっと詳しく

「中日」のニュース

「中日」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ