元バルサSDのジョルディ・クライフ氏、インドネシア協会のアドバイザー就任
2025年2月26日(水)11時30分 FOOTBALL TRIBE
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インドネシアサッカー協会(PSSI)は、オランダ人のジョルディ・クライフ氏(51歳)をテクニカルアドバイザーとして招聘した。クライフ氏は、バルセロナとオランダ代表のレジェンドであるヨハン・クライフ氏(2016年逝去)を父に持ち、自身も現役時代は偉大な父と同じくバルセロナでプレー。オランダ代表では9試合出場1ゴールを記録した。
ジョルディ・クライフ氏は現役引退後、指導者に転身して、これまでにイスラエルのマッカビ・テルアビブや、中国の重慶力帆、深圳市足などを指揮。2021年に古巣バルセロナに戻り、2023年6月までスポーツダイレクター(SD)として働いていた。
インドネシア代表は、旧宗主国オランダにルーツを持つ選手たちに国籍を取得させる帰化戦略を推進しており、現在は代表メンバーの半数以上がオランダ系となっている。年始には、オランダ人のパトリック・クライファート氏(48歳)が新監督に就任。クライファート氏は現役時代に、アヤックスやミラン、バルセロナで活躍し、オランダ代表でも79試合出場40ゴールを記録した名ストライカーだ。
クライファート監督の就任に伴いコーチ陣には、アレックス・パストール氏とデニー・ランツァート氏のコーチ就任が決まっており、オランダ化に拍車がかかっている。ちなみに、元オランダ代表のランツァート氏もインドネシア系オランダ人だ。
インドネシア代表の目下の目標は、FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の突破。インドネシアは第6節までを終えて1勝2敗3分でグループCの3位につけている。同組は5勝1分の日本が首位を独走中で、2位〜6位が勝ち点1差にひしめく団子状態。あと4試合を残すなか、インドネシアにも逆転突破の可能性は十分に残されている。