開幕戦ポルティマオと第2戦スパ・フランコルシャンの無観客開催が決定/WEC

2021年2月27日(土)9時40分 AUTOSPORT web

 WEC世界耐久選手権は2月26日、2021シーズンの開幕戦として予定されているポルティマオ8時間レースと、第2戦のスパ・フランコルシャン6時間レースを、無観客で開催すると発表した。


 WECの2021シーズンは、当初のカレンダーでは3月にアメリカのセブリング1000マイルレースで開幕を迎える予定だった。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックに伴う移動制限等を考慮した結果セブリング戦は中止され、代わって4月2〜4日にポルトガルのポルティマオ(アルガルベ)での8時間レースで、新シーズンが幕を開けることとなっていた。


 WECが26日に発表した声明では、このポルティマオの開幕戦、ならびに4月29日〜5月1日にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催予定の第2戦について、観客の入場が許されないことが明らかとなった。


 ポルティマオでは開幕戦直前の3月30〜31日に、公式テスト“プロローグ”が開催される。このテストについても、無観客で行なわれる。


 シリーズによると、「現在進行中のCOVID-19パンデミックを取り巻く不確実性」のため、無観客でレースを開催するという決定がされたという。


 WECは2019/20シーズンにおいても、パンデミック後に再開されたスパ、ル・マン、バーレーンの最終3レースを、いずれも無観客で開催していた。現在のところ、2020年2月にアメリカのオースティンで開催されたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ戦が、WECにおいて観客の入場が許された最後のレースとなっている。


「COVID-19に関わる継続的な制約を考慮し、ポルトガルとベルギー双方の地元のアドバイスに従い、我々は今シーズンの最初の2レースを無観客で開催すること決定した」とWECのCEO、フレデリック・ルキアンは述べている。


「残念だが、公衆衛生と安全については、依然として多くの懸念が残されている」


「皆さまからの揺るぎないサポートに感謝したい。我々は各種映像の放送、FIA WECの公式アプリ、そしてソーシャルメディアを通じて、ファンの自宅へとスポーツカーのアクションを届けるように努める」


 6月12〜13日にWEC第3戦として開催されるル・マン24時間レースにおいてファンの入場が許されるかどうかについては、何も発表されていない。

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