【巨人】し烈さ増す開幕内野手争いに生き残れるか 期待高まる「即戦力ルーキー」の爆発力

2025年2月27日(木)5時40分 ココカラネクスト

荒巻は大型スラッガーとして期待されている(C)産経新聞社

 巨人の1軍、沖縄・那覇キャンプは25日に打ち上げられた。個々のレベルアップが求められた1か月。新たにアピールできた選手、逆に期待に応えられなかった選手それぞれが課題を見つけて、また開幕までの日々を過ごす。

【動画】この鮮やかな流し打ち!荒巻の記念すべきOP戦初ヒットシーン

 そんな中でチームは1、2軍の入れ替えも敢行。先発争いに加わっていた西舘勇陽、又木鉄平、捕手の山瀬慎之助、外野手では佐々木俊輔、萩尾匡也の5人がファームで調整することになった。

 今春のキャンプではし烈な外野手争いもポイントとされた。ただ、阿部慎之助監督も指摘したように守備力もネックとなり、戦いの場から一歩後退した選手もいる。 

 今後は開幕カードの前哨戦ともなる、3月1日のヤクルト戦から再び生き残りをかけた戦いが始まる。内外野ともし烈な争いの中で、存在感を示しているのはドラフト3位ルーキーの荒巻悠(上武大)にもある。

 即戦力ルーキーの呼び声高く、広角に打てる点も評価されている左の強打者候補。その片りんを見せたのは23日に行われた広島とのオープン戦だった。5回の一塁守備から途中出場すると、その裏、5回一死の場面で打席が回ってきた。

 カウント1−1から3球目、145キロの外角直球を逆らわずに逆方向に持っていき、オープン戦初ヒットを記録。指揮官も認めた、好球必打で打席の落ち着きぶりも光った。

 ルーキーではただ1人の1軍キャンプスタート。初の対外試合となった16日の韓国・サムスン戦(那覇)でも初安打、初長打をマークとしっかり要所でアピールを続けてきた。

 力感ない、やわらかなスイングが持ち味。広角に打てる点も評価されている。

 ポジションでいえば、一塁は主砲、岡本和真が守ることが濃厚。となれば、ホットコーナーをめぐって、昨年も守ったベテランの坂本勇人、また実戦で打撃好調な中山礼都らと限られた椅子を争うことにもなりそうだ。

 左のスラッガー候補に関して、指揮官も「実戦向き」と評価を高めている。

 リーグ連覇、目指す日本一のためにも若い戦力の底上げは欠かせない。3月28日の開幕まではメジャーと戦う2試合を含め、残り15試合。し烈なポジション争いの中で引き続き、背番号「60」のアピールを期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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