F1プレシーズンテスト 角田裕毅 新車に”手ごたえあり”「より完成度の高いドライバーになりたい」

2025年2月27日(木)19時56分 ココカラネクスト

角田はF1で5年目シーズンを戦う(C)Getty Images

 F1のプレシーズン合同テストが26日、3日間の日程で10チーム、20台が参加してバーレーンで始まり、RB改めレーシングブルズの角田裕毅は初日のセッションで10番手タイムをマークした。

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 トップタイムはマクラーレンのランド・ノリス(英国)。レッドブル勢はシリーズ5連覇を目指すマックス・フェルスタッペン(オランダ)が3番手につけ、RBから移籍したリアム・ローソン(ニュージーランド)が8番手。角田とコンビを組むルーキーのイザック・ハジャル(フランス)は11番手だった。午後のセッションで施設が停電し、約1時間にわたって赤旗中断となり、セッション終了時間が1時間遅くなった。

 角田は新車「VCARB02」で78周を走り込んで最速タイムは1分31秒610。ノリスとは1秒180差となったが「たくさんのデータを集めることができて良い一日となった。初日は主に車の特性と挙動を理解することに集中した。マシンはほぼ期待していた通りに動いてくれた」と前向きに振り返った。

 走行前には「F1で5年目となるシーズンが、これまでの数年間の延長線上にある、常に進歩し続けるシーズンになることを願っている。コミュニケーションをさらに良くして、一定したパフォーマンスを出す。その2つに磨きをかけ、より完成度の高いドライバーになるつもりだ」と今季へ懸ける思いも語った。

 参戦4年目だった昨季はランキング12位で終了。自己最高位ながらキャリアに照らせば、物足りなさはある。ただ、今季のマシンはレッドブルの昨季型車「RB20」から一部パーツを流用しており、搭載されるパワーユニットもホンダ製。さらなる戦闘力が期待される。

 ちなみにサスペンション、ギアボックス、ギアボックスなどはレッドブル・テクノロジー社製と紹介されており、近年のトレンドになっているシャークマウス型のサイドポッドなども含めてRB20の仕様を供与されたとみられている。

 合同テストは各チームともメニューがバラバラになるため、一概にタイムだけでは評価されにくい。が、3日間のテストでは必ず予選シミュレーションが行われる見通しで、戦闘力をある程度は推し量ることはできる。

 角田も「トップ10を走り続けることができれば」と期待を寄せており、6年ぶりに開幕戦として開催される第1戦オーストラリアGP(メルボルン、3月16日決勝)でまずは上位に食い込みたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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