イニエスタ、ポドルスキ、ビジャでも勝てないヴィッセル神戸の理想と現実

2月27日(水)6時0分 ダイヤモンドオンライン

J1開幕戦を戦うイニエスタとビジャ Photo:SportsPressJP/AFLO

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2019シーズンのJリーグが開幕した。FWルーカス・ポドルスキ、MFアンドレス・イニエスタに加えて、スペイン代表史上で最多ゴールをマークしているFWダビド・ビジャも獲得。世界も注目する豪華布陣を完成させたヴィッセル神戸はしかし、22日の開幕戦でセレッソ大阪に0−1で苦杯をなめさせられた。かつて一世を風靡したFCバルセロナに倣い、三木谷浩史オーナーの大号令下で壮大なイノベーションを断行しているヴィッセルの現在地を追った。(ノンフィクションライター 藤江直人)


3人の「超大物」が共演するも

ヴィッセルはセレッソに完封負け


 ワールドカップ優勝を経験した、世界に名だたるビッグネームをそろえるだけでは勝てない。パスを回し続け、試合を支配する時間で対戦相手を圧倒しても然り。2019シーズンのJ1開幕戦には、サッカーというスポーツが持つ面白さと奥深さが凝縮されていた。


 フライデーナイトJリーグと銘打たれ、他の8カードに先駆けて22日に対峙したセレッソ大阪とヴィッセル神戸。前売り段階でチケットが完売した、ヤンマースタジアム長居のスタンドを埋めた4万2221人の大観衆のほとんどが、ホームのセレッソよりもヴィッセルへ熱い視線を注いでいた。


 元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ(Lukas Podolski)、稀代の司令塔として一時代を築き上げた元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)に、スペイン代表で歴代最多の69ゴールをあげたダビド・ビジャ(David Villa)が新たに加わった。


 3人のファミリーネームの頭文字を組み合わせて、いつしか“VIPトリオ”と命名された超大物が日本国内で初めて共演。2大会連続でワールドカップに出場したMF山口蛍、常勝軍団・鹿島アントラーズの最終ラインを支えたDF西大伍もヴィッセルへ新天地を求めた。


 結果から先に言えば、ドリームチームに映るヴィッセルは一敗地にまみれた。期待のビジャは3本のシュートを放つも不発。両チームともに無得点で迎えた後半32分に、セットプレーから献上した先制点を取り返せないまま、0−1の完封負けを告げるホイッスルを聞いた。


 終始試合を支配したのはヴィッセルだった。しかし、60%を超えたボール保持率がセレッソに脅威を与えていたかと言えば、残念ながら答えはノーとなる。試合後の取材エリアで、韓国代表に名前を連ねるセレッソの守護神キム・ジンヒョンはこんな言葉を残している。


「相手はほぼ横パスばかりになっていたので、そこまで危ないシーンはなかった。縦パスみたいなものがもっと入ってきていたら、もうちょっと怖かったかな、と思いますけど」





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