チップ・ガナッシに移籍してインディカー2年目に挑むジョーンズ「勝てない理由はない」
2018年2月28日(水)19時3分 AUTOSPORT web
2017年にインディカー・シリーズでルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したエド・ジョーンズ。デイル・コイン・レーシングから名門チップ・ガナッシ・レーシングに移籍して挑む今シーズンの彼は勝利を渇望している。
デイル・コイン・レーシングから2017年にインディカーフル参戦を果たしたジョーンズ。シリーズ14位という成績だったが、第2戦ロングビーチで6位に入ると、第101回インディ500では終盤に佐藤琢磨と争い3位という好成績を残した。その後も怪我をしたエースドライバーのセバスチャン・ブルデーに代わってチームを牽引。
その速さに目を付けられ、2018年はチップ・ガナッシに移籍。4度のシリーズチャンピオンでインディ500ウイナーでもあるスコット・ディクソンのチームメイトに迎え入れられた。
2018年シーズン注目ドライバーのひとりとなったジョーンズ。ガナッシで成功するために必要なドライビングについて語る。
「もし誰かがレースで勝利したとしても、いつも僕は何をすればよかったのか考えている。それは最善の方法なんだ。少し経験したけど、できるだけシーズンの早い段階で成功できたら、リラックスするのは簡単だ。でも、それはできる最後のことさ」
「特にシーズン初めに素晴らしい結果を上げた場合は、よりプッシュし続けて懸命に働き続けなければならない。このスポーツやほかのスポーツでも、リラックスして足を離すことは簡単なことなんだよ」と語るジョーンズ。
「ルーキーイヤーでは、インディカーが厳しいと考えていたが、同時にいつも自分の能力を信じていたよ。成功するためには、自分自身を信じなければならないい。今年も同じで、正しい方向に進めば、レースで勝ち、表彰台に上がらない理由はみつからないよ」
「明らかにインディ500の結果にとても満足していたんだ。これまでのキャリアでは最大の結果だったからね。でも、少し失望もした。それは僕の強みだと思う。そして、決して満足しないのは弱点でもあるね。それはいつも僕が物事を見てきた方法だし、自分をプッシュすることで毎回良くなるように努力してきた方法なんだ」
昨シーズン後半に成績が残せなかった経験を今シーズンに活かそうと考えるジョーンズ。フェニックスでの合同テストでは、総合12位で終え順調に進んだと振り返る。
「強くなったと感じたよ。すべてうまくいった。レースウイークエンドに向けてもう少しステップアップする必要はあるけどね。テストが限られているのでとても重要だよ。開幕戦のセントピートの前に、僕たちは一日だけテストを行う予定なんだ」
「本当に幸せだと感じている。どのチームにいるか関係なく常にプレッシャーはかかるだろうけど、今はトップチームのひとりとしてプレッシャーを感じることができている。正しいプレッシャーさ。勝利が欲しいね。そのために常に働いていたんだ。僕のまわりにはリソースがあって、成功するために必要なものがすべてそろっている」
「毎シーズンと同じように今シーズンも頑張って準備してきた。より多くの経験があり、まわりも僕を助けてくれる。最善を尽くせるはずさ。レースで勝つチャンスがあるんだ」
「大きな飛躍になったと思う。今ガナッシにいると思うのは簡単なことだよ。でも、それは間違っていて、ここで成功し、居続けることができるかどうかを確かめる難しい仕事をしなければならない。その挑戦を楽しみにしているよ」