メルセデス、第2回F1プレシーズンテスト2日目はグレーニングの問題がレースシミュレーションの妨げに

2019年2月28日(木)17時21分 AUTOSPORT web

 メルセデスF1のテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンによると、27日にバルセロナで行なわれたチームのレースシミュレーションでタイヤのグレーニングの問題が明らかになり、2019年にチームはこの問題に取り組まなければならないだろうと語った。


 第2回目プレシーズンテスト2日目、メルセデスは午前中のバルテリ・ボッタスの走行から午後のルイス・ハミルトンのプログラムにわたって、合計176周の走行を重ねた。


 メルセデスは今も新車『W10』の微調整を行なっており、最新の仕様は25日に導入された。


 ハミルトンのプログラムにはレースシミュレーションが含まれていた。シミュレーション中、メルセデスの2019年型マシンは即座にペースを出すという点では予想を上回るパフォーマンスを見せたものの、先週レッドブルも経験したグレーニングの問題に悩まされた。


「午前中はバルテリとセットアップ作業を行ない、午後の早い時間もルイスとその作業を続け、ふたりのドライバーとともに良い結果を引き出すことができた」とアリソンは述べている。


「午後のレース走行は前回行なったレースシミュレーションよりも大幅に速かったが、フロントタイヤのグレーニングによって台無しになった。ピットレーン上のあらゆるものを調べているが、これは今年取り組むべき問題になるだろうと考えている」


「今後数日のうちに、グレーニング対策を進める必要がある。レースシーズンが始まるまでに、良い対処の仕方を見つけるためだ」


 ハミルトンもまた、チームの対応が必要な、いくつかの初期的段階の問題があることを認めている。


「今日は多くの周回を走行できて良かった。でもいくつかの小さなハードルにぶつかっている。そうした問題に全力で取り組み、できる限り力を注いで原因を理解しようとしている。それがまさにテストの目的だからね」と現F1世界チャンピオンのハミルトンは語った。


「誰もが全力で仕事をしているから、解決できると思っている。取り組まなければいけない物事に光を当てるためにも、こうした日々が必要なんだ」


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