2020年6月の第88回ル・マン24時間暫定エントリーリスト発表。全クラス合計62台、LMP1クラスは6台

2020年2月29日(土)2時42分 AUTOSPORT web

 ACOフランス西部自動車クラブが6月10〜14日に開催する第88回ル・マン24時間レースの暫定エントリーリストを発表した。全4クラスの合計エントリーは62台、リザーブ枠には10台が名を連ねている。


 ル・マン24時間レースは、F1モナコGP、アメリカのインディ500とともに“世界三大レース”のひとつに数えられる伝統の1戦。2020年1月に公開された映画『フォードvsフェラーリ』の題材にもなり、ふだんレースを見ないという人でも、その名を聞いたことがある人は多いだろう。


 第88回大会となる2020年のル・マン24時間はWEC世界耐久選手権の2019-20年シーズン最終戦として開催される。今大会はポルシェのル・マン初制覇から50年、アウディの初優勝から20年という節目でもある。


 またル・マン24時間をシリーズ戦に組み込むWECでは、2020-21年シーズンから新レギュレーション“ハイパーカー規定”に沿った新しいトップクラス『LMH』が導入されるため、トヨタTS050ハイブリッドをはじめとするLMP1規定車がLMP2、LM-GTEマシンと混走する最後のレースでもある。


 24時間に渡る決勝レースは、例年より1時間遅い現地6月13日(土)の16時(日本時間23時)にスタートが切られ、翌14日(日)の16時(日本時間23時)にフィニッシュを迎える。


 現地28日に発表されたリストでは、LMP1が6台、LMP2が24台、LM-GTEProが11台、LM-GTEAmが20台、特別枠“ガレージ56”が1台の計62台が名を連ねた。


 最高峰のLMP1はTOYOTA GAZOO Racingが2台のトヨタTS050ハイブリッドを投入し、大会3連覇に挑む。またチームLNTと今大会限りでモータースポーツ活動終了を表明しているレベリオン・レーシングが各2台、計4台のノンハイブリッドLMP1マシンを送り込む。


 自動車メーカー系ワークスチームが参戦するLM-GTE Proクラスにはポルシェ、フェラーリ、アストンマーティン、コルベットの4メーカーから計11台がエントリーした。


 その内訳はポルシェ911 RSR-19が4台、フェラーリ488 GTE EVOが3台、アストンマーティン・ヴァンテージAMRが2台、ミッドシップレイアウトのコルベットC8.Rが2台だ。


 全クラスで最多の24台が集まるLMP2クラスでは山下健太を擁するハイクラス・レーシングが33号車オレカ07・ギブソンを投入する予定。同チームはリザーブ枠に20号車オレカ07・ギブソンも名を連ねている。


 LM-GTE Amクラスでは石川資章のMRレーシング、70号車フェラーリ488 GTE EVOがリスト入り。星野敏と藤井誠暢が名を連ねるD’station Racingの96合計アストンマーティン・ヴァンテージAMRはリザーブ枠での記載となった。


 そのほか、元ロードレース世界選手権(WGP、現在のMotoGP)ライダーで、現在は四輪レースを戦っている青木拓磨は身体に障害を持つドライバーなどで構成されるチーム、アソシエイションSRT41から特別枠のガレージ56でエントリー。84号車オレカ07・ギブソンをドライブする。


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