古巣・西武相手でも堂々の「どすこいパフォーマンス」 強打が加速する山川穂高に期待される“意地の勝負”

2024年2月29日(木)13時35分 ココカラネクスト

山川は古巣西武相手に豪快なアーチをかけた(C)CoCoKARAnext

 ソフトバンク・山川穂高の豪快な打棒が止まりません。

 2月24日、ソフトバンクにとって今季初の対外試合となる練習試合・台湾の楽天モンキーズ戦。3回の攻撃です。同点ツーベースを放った柳田を二塁に置き、その初球。変化球を一振りで仕留め、左翼ポール際へ勝ち越しの2ランをたたき込みました。

【動画】ソフトバンク山川が古巣西武に強烈な一発を放ったシーン

 ベンチに戻ると、柳田のリクエストに応え「どすこいパフォーマンス」を移籍後、初披露。球場のファンは沸きに沸きましたが、SNS上では「それはもうやめた方がいいと思う」「西武ファンの気持ちを逆撫でしないを当面の目標にして頂きたい」など、賛否両論が巻き起こる事態となったのです。

 しかしそんな声にはお構いなしと言わんばかりに、強打は加速します。

 2月28日に行われた西武との練習試合。「4番・DH」で先発出場すると、1点を追う初回二死一塁で打席に入ると、ドラフト1位ルーキー左腕の武内夏暉(国学院大)の外角低めのチェンジアップをしっかり捉え、左中間スタンドへ。逆転2ランには控え目ながら、「どすこいパフォーマンス」を披露したのでした。

 スポーツ紙のパ・リーグ担当記者が言います。

「山川選手のどすこいパフォーマンスは2019年シーズンから採用されました。その前はゆりやんレトリィバァの『調子に乗っちゃって』ポーズで客席を沸かせていたのですが、大相撲の御嶽海に似ているということからも採り入れられた。そして西武ファンの間で定着し、所沢名物になっていきます。パフォーマンスを行うのは山川選手の自由でしょうが、移籍の経緯もあって、西武ファンからすれば複雑な心境でしょうね」

 西武戦の前には、古巣のナインと笑顔であいさつ。選手同士、わだかまりはなく、和気あいあいとした雰囲気だったと報じられています。

「それは練習試合だからですよ(笑)。公式戦ともなれば、全く空気は違う。特に敵地ベルーナドームでの西武戦は、山川選手にとって真価が問われる試合になるでしょう。それまで後押ししてくれた大歓声がブーイングに変わるわけですから。しかし、それも山川選手が『戒め』として自ら選んだ道。我々としても注目の一戦になりそうです」(前述の記者)

 所沢で西武の投手陣から一発をレフトスタンドの応援席にたたき込み、ライトスタンドのホークスファンに向かって「どすこいパフォーマンス」を披露する——。そんなシーンが果たして見られるのか。意地と意地の勝負に期待が高まります。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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