佐藤万璃音、2021年もFIA-F2選手権にフル参戦。トライデント残留が決定

2021年3月2日(火)10時8分 AUTOSPORT web

 佐藤万璃音が2020年に続き、2021年もイタリアのトライデントモータースポーツからFIA-F2選手権にフル参戦することが、3月1日、チームから発表された。


 佐藤はイタリアF4選手権とF3ヨーロピアン選手権でそれぞれ1勝を挙げた後、2019年にユーロフォーミュラ・オープン選手権に参戦、優勝9回、ポールポジション6回を獲得してチャンピオンとなった。2019年シーズン終盤にFIA-F2にデビューした後、2020年にはトライデントからフル参戦、ムジェロでは8位入賞を果たした。


 さらに2020年12月に開催されたF1アブダビテストにはスクーデリア・アルファタウリから参加、同チームの2021年ドライバーとなる角田裕毅とともにAT01・ホンダを走らせた。

2020年F1アブダビテスト アルファタウリAT01・ホンダで走行する佐藤万璃音

「トライデントモータースポーツと共に今年もFIA-F2選手権に継続参戦できることを、本当に楽しみにしています」と佐藤はコメントしている。


「昨年は非常に厳しいシーズンでしたが、レースごとにいろいろな部分が改善されていきました。2年目となる FIA-F2 フル参戦を実現するために、本当に多くの皆さんにご協力いただけたことに感謝しています。今シーズンも精一杯戦いますので、応援よろしくお願いします」


 トライデントモータースポーツチーム監督ジャコモ・リッチ氏は、フル参戦2年目の佐藤に大きな期待をかけている。


「トライデントモータースポーツは2020年に続き、2021年度も21歳の佐藤万璃音をドライバーラインアップに加えられることを誇りに思います。昨年のチャンピオンシップで目覚ましい進化をとげた佐藤万璃音が、3月に開幕する新シーズンに向けて大いなる可能性を秘めていることを、私は自信を持って皆さんに断言します。今年はリバースグリッドを含めた3レース大会となることで、この新しいフォーマットによって、佐藤万璃音が常にポイント獲得圏内にとどまり続けることを確信していますし、FIA-F2 選手権で大いなる成長を遂げてくれることを強く信じています」


 トライデントは佐藤のチームメイトとして、開幕戦にはオランダ出身のベント・ビスカールを起用することも発表した。2019年、2020年にFIA-F3選手権に参戦したビスカールは、2021年のバーレーンでFIA-F2デビューを果たす。





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