前年大苦戦のレクサスがいきなり優勝争う。ペナルティで意気消沈も「チームを誇りに思う」とバーニコート
2025年3月2日(日)7時30分 AUTOSPORT web

ベン・バーニコートは、WEC世界耐久選手権開幕戦『カタール1812km』での激しい戦いの後、レクサスのファクトリードライバーを意気消沈させたレース終盤のペナルティがなければ、RC FがLMGT3クラスの優勝候補に残っていたと信じている。
バーニコートとフィン・ゲルシッツ、アーノルド・ロバンのトリオは、アコーディスASPチームと日本のブランドに創設2年目のLMGT3での過去最高位をもたらした。彼らがドライブした78号車レクサスRC F LMGT3はポディウム一歩手前のクラス4位でレースを終えている。
この結果は、10時間レースが残り1時間半となった終盤の戦いのなかで、技術的な違反により5秒間のストップ・アンド・ホールド・ペナルティを受けた後にもたらされた。違反の内容は、233周目のパワートレインのオーバーリミット違反。この手痛いペナルティにより、フランスのチームは優勝争いから脱落することとなった。
「僕たちは間違いなく良いポジションにつけていたので、ペナルティを受けたことは本当にショックだった」とバーニコートはSportscar365に語った。。
「僕の理解では、コンペティションは非常に僅差だった。しかし、結局のところルールはルールであり、我々はそれを破ったためペナルティを受けなければならなかった」
順位を落とした78号車レクサスは最終盤、バーニコートが前を走るライバルを猛追し、ファイナルラップでアレッシオ・ロベラ駆る21号車フェラーリ296 GT3(ビスタAFコルセ)をかわして表彰台まであと一歩、3位でフィニッシュした31号車BMW M4 LMGT3(ザ・ベント・チームWRT)に0.211秒差に迫る順位まで挽回した。
「もちろん、最後のスティントではベストを尽くしたよ」と彼は述べた。「ここルサイルはターン1が最大のオーバーテイクポイントだが、追い抜くのは容易ではない。(メインストレートとターン1が)超高速の最終セクターの後に続くためだ。先行しているライバルに接近した状態で走るのが本当に難しいからね」
「オーバーテイク(の機会)はかなり限られていたが、最終コーナーでロベラ(のフェラーリ)をとらえて4番手に上がり、表彰台に非常に近づいた。オフシーズン中に懸命に働いてきたチームのみんなのためにも、なんとかそれを手に入れたかった。彼らがどれだけ懸命に働いてきたかを、僕はよく知っている」
「だから、正直に言ってこの結果には少々がっかりしているが、同時に全員が成し遂げた仕事を誇りを思う」
「今日のことから学び、二度と同じ失敗を繰り返さないようにする」
Sportscar365から優勝の可能性があったかと問われると、バーニコートは「確かにトップ争いに加わっていた」と答え、「かなり接戦だったと思うが、優勝できる可能性はあっただろう」と付け加えた。
「エンジニアは5秒差で勝っていたと考えているようだから、明らかに非常にタイトな戦いだったと思う」
「ハイパーカーのトラフィックでは、2台のクルマの間で5秒の差が開いたり縮まったりするのはよくあることだから、実際にどうなっていたかは分からない。でも、僕たちは確実に勝利を目指していた」
序盤からトップに立つスピードを見せていた78号車だったが、終盤以外にもポジションを落としていた時間帯があった。バーニコートはこれについて「あまりスムーズにいかなかったことがいくつかあった」と語った。
「序盤のかなり長い期間セーフティカーが出たとき、アーノルド(・ロバン/ブロンズドライバー)はクルマに乗っていなかった。対して主なライバルはこの時間帯にブロンズがコースに出ていた」と彼は説明した。
「その後、我々は少し後手に回り、3時間半から4時間まではリカバリーモードのような状態だった」
「リカバリーはうまくいきトップ争いに戻ることができたが、意気消沈する出来事が起きた。もちろん、がっかりしている。でも、さっきも言ったように、僕はチームをとても誇りに思っている」
「もしチームの誰かに、表彰台争いに加わってコンマ2秒差で逃すことになると言ったとしたら、チームにとって昨シーズンがどれほど大変だったかを考えれば、おそらく彼らはそれを受け入れるだろう」
「このようなことは、つねに客観的に見る必要がある」
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