Wソックスは“マニアック”なファンが多い　「彼らに勝つにはどうしたらいいか？」ドジャースとの差を痛感するキャンプ地の風景

ホワイトソックスとは対照的にドジャースの周囲には多くのファンが集まる(C)Getty Images

　同じキャンプ地であるにも関わらず、風景は対照的だ。米スポーツ専門局『ESPN』が現地時間2月28日（日本時間3月1日）、同じアリゾナ州グレンデールのキャメルバック・ランチで春季キャンプを行っているドジャースとホワイトソックスについてだ。

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　 「一方のチームは8度目のワールドシリーズ優勝を果たしたばかりで、世界的な注目を集めている。もう一方のチームは、MLB記録となる121敗を喫し、2005年以来プレーオフで勝利していない」と、ドジャースとホワイトソックスを紹介した。

　ドジャースは到着してから数日間、連覇の可能性について頻繁に質問されてきたが、ホワイトソックスは、クラブハウスの士気を取り戻すにはどうすればいいのかを質問されているとし、「チーム事情と同様、注目度も対照的だ。ドジャースの朝の練習は1000人以上のファンが見学に訪れるが、ホワイトソックスの練習は“マニアック”なファンが多い。わずか21人しか集まらなかった日もあるという」と、両チームの違いを指摘した。

　オープン戦初戦となったドジャースとカブスとの試合は平日で1万人を超えるファンが訪れたが、ホワイトソックスは観客がまばらな中で試合を行っている。そんなチーム状況に米メディアも注目しているが、ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMは「ワールドシリーズで優勝したチームと同じ施設で対戦するのは、目標を持つ上で素晴らしい機会だ」と話しているという。

　さらに「彼らに勝つにはどうしたらいいか？ どう戦えるか？ そうだね、ドジャースは非常に成功した組織だ。そうは言っても、我々は何をすべきかわかっているし、それを実行するつもりだ」と前を向く発言をし、「彼ら（ドジャース）のやり方を尊敬している。ただお金を使うだけではなく、細かいことをたくさんやっている」と、ドジャースを称えた。

　果たしてホワイトソックスはドジャースとの差をどう埋めるのか。今季は巻き返しに期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]