テオ・プルシェール、2025年は耐久レースフル参戦。アルガルベ・プロからELMSとル・マン24時間出場へ
2025年3月3日(月)19時1分 AUTOSPORT web

WEC世界耐久選手権でプジョーのテスト&開発ドライバーを務めるテオ・プルシェールが、2025年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズおよびル・マン24時間レースのLMP2クラスに、アルガルベ・プロ・レーシング(APR)から参戦することが明らかとなった。
■「テオは才能の塊」とチーム代表
2023年FIA F2王者のプルシェールは、すでに発表されているロレンツォ・フルクサとマティアス・カイザーとともに、APRの25号車オレカ07・ギブソンをドライブする。
APRはこの冬のアジアン・ル・マン・シリーズ選手権制覇により、2025年ル・マン24時間レースへの自動招待枠を獲得しているが、ル・マンにも同様の3名のラインアップで臨む。
「2025年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズとル・マン24時間レースにアルガルベ・プロ・レーシングから参加できることをとてもうれしく思う」と、2024年は日本のスーパーフォーミュラとNTTインディカー・シリーズでレースに出場したプルシェールはコメントしている。
「これは僕にとって初めての耐久レースシーズンで、慣れ親しんだシングルシーターとはまったく異なる。バルセロナで開催されるELMS第1ラウンドでレースを始めるのが楽しみだ」
「ル・マンでのレースはずっと僕の夢だったし、間違いなく今年のハイライトになるだろう。レース優勝の実績を持つこのような強力なチームと24時間レースに出場できるのは、素晴らしいことだ」
「僕らは素晴らしいポジションを争えると確信している。ELMSのタイトル獲得とル・マンでの勝利を取り戻すために全力を尽くし、一生懸命頑張る」
プルシェールの契約により、APRのELMS向けの2台体制が確定した。プロ/アマクラスへのエントリーとなる20号車には、アレックス・クイン、オリー・コルドウェル、クリトン・レンドウディスが加入する。
「アルガルベ・プロ・レーシングは2025年シーズンに向けて真剣に取り組んでおり、それはヨーロピアン・ル・マン・シリーズのドライバーラインアップに反映されていると思う」とチーム代表のスチュワート・コックスは語った。
「テオは才能の塊で、2023年のFIA F2選手権で優勝して以来、インディカーのシングルシーターからプジョー・トータルエナジーズの9X8ハイパーカーまで、幅広いレースマシンで非常に熟達していることを証明している」
「これは彼にとって初の耐久レースフルシーズンとなるが、すぐに適応し、ELMSタイトル奪還を目指すチームにとって貴重な存在となると確信している」
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