「山下舜平大の小型版のような」高木豊氏が注目する育成選手 「この3人は近いと思う」と支配下登録間近と見る逸材とは

2024年3月4日(月)11時49分 ココカラネクスト

躍動感あふれるピッチングスタイルも注目されている京本(C)産経新聞社

 開幕まで残り1か月を切り、各チーム、いよいよ目指すペナント制覇のため戦力見極めの状態に突入している。

 開幕1軍争いなど様々なし烈な戦いが起きている中、ひそかに注目を集めているのは支配下登録をめぐっての争いもある。背番号3桁から2桁へ、今春のキャンプでも多くの有望な選手の名前が飛び交った。この点に関して球界内でも考察の声が上がっている。

【最有力選手3名を発表!!】キャンプで実際に見て感じた支配下化登録を勝ち取れる有望育成選手について語ります!

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は3月3日に自身のYouTubeチャンネルに「【最有力3名を発表!!】キャンプで実際に見て感じた支配下登録を勝ち取れる有望育成選手について語ります!【プロ野球】」と題した動画を更新。キャンプの内容を踏まえて、今後、近い将来に支配下を勝ち取る可能性がある選手たちについて語っている。

 まず冒頭では育成選手について「年々、優秀な選手が増えてきている」としながら、巨人で注目育成選手として挙げたのは中田歩夢だった。阿部慎之助監督も目をかけている2年目内野手に関して「守備はうまい、あとはバッティング」と話した。

 さらに注目の存在として挙げたのは、チーム内外の注目が高まっている育成3年目の京本真だった。身長1メートル89センチの高身長から投げ下ろす150キロ超の剛速球が注目を集めている。高木氏も実戦登板を見たとした上で「これは面白いな」とコメント。観戦時は変化球主体でありながら、「まっすぐに力があるし、角度あるし。こういうピッチャーが支配下にいるんだと思って、すごく魅力的だった」と称賛の言葉を重ねた。

 さらには「ちょっと言い過ぎかも分からないけど」と前置きしながら、「山下舜平大の小型版みたいな」と表現。オリックスが誇る、次世代のエース候補、山下になぞらえて、それほどのポテンシャルを兼ね備えた選手だと高く評価した。

 京本は今春のキャンプで2軍スタートながら、途中の実戦で評価を高め、1軍合流。台湾遠征にも帯同し、3月3日に行われた「巨人90周年記念親善試合」楽天モンキーズとの試合で9回に5番手で登板。いきなり二者連続で四球を与え、無死一、二塁のピンチを招くも、その後は投ゴロ併殺打、三ゴロと落ち着いたマウンドさばきで5投手による無失点リレーの最後を締めくくった。

 京本について高木氏は「これからもっともっと精度良く出力が上がっていったら。これは使える選手になる」と将来に期待を寄せた。

 また巨人の育成からはドミニカ共和国出身、育成2年目右腕のエルビス・ルシアーノについて「可能性としたらすごくある」と評価。2月25日のヤクルトとのオープン戦で最速152キロを計測するなど、力強い投球を見せた右腕について球威があることを認めながら、今後は制球力などを課題とした。

 動画内ではほかにも中日において高い身体能力で注目される、キューバ出身の遊撃候補、クリスチャン・ロドリゲス、育成1年目で独立リーグから加入した俊足が売りの外野手、尾田剛樹、投手では松木平優太をピックアップ、ほかの球団の注目育成選手についても語っている。

 そして動画の最後で支配下登録が近い選手について聞かれると高木氏は「この3人は近いと思う」として、巨人の京本、ルシアーノ、中日、ロドリゲスの名前を挙げた。

 支配下をめぐる争いは今後ヒートアップが予想される。2024シーズン、どれほどの「育成の星」が出てくるか。注目したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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