圧巻の「0.00」菅野智之、OP戦2度目の登板で185億円男斬りも…開幕にむけ順調アピール「まったく驚きではない」
2025年3月4日(火)13時58分 ココカラネクスト

菅野は順調に調整を続けている(C)Getty Images
オリオールズの菅野智之は3月3日(日本時間4日)、オープン戦のレッドソックス戦に、2—0でリードした3回から2番手で救援登板。2回2安打無失点、2奪三振、1四球で防御率は0.00をキープした。
【動画】圧巻!菅野がブレグマンとマイヤーから連続見逃し三振を奪ったシーン
巨人時代ではほぼ経験のない救援登板。それでも菅野は落ち着いていた。
3回に通算138勝右腕チャーリー・モートンの後を継いで登板。一死を奪うと四球と安打、盗塁もからみ1死二、三塁とされたが、ここからが真骨頂だった。メジャー通算191発のアレックス・ブレグマンを追い込むと最後は外角低めのスプリットで見逃し三振に、続くマルセロ・マイヤーをツーシームで圧巻の2者連続見逃し三振に打ち取った。
ブレグマンといえば、アストロズの黄金期を支えた三塁手として知られる。オフにFAとなり3年総額1億2000万ドル(約185億円)でレッドソックスに新加入した、強打の右打者だが、持ち味の宝刀スプリットでしっかり封じ込めた。
菅野は2イニング目の4回も先頭に安打を許すも、後続を打ち取り、無失点で終了。菅野は2月26日(同27日)のオープン戦に初登板し、2回無失点。この日も無失点に抑え、防御率は「0.00」をキープしている。
開幕へ向けて順調な調整を進めている右腕に対しては米国ファンの間からも「スガノは長年に渡り、NPBで最高の投手の1人だった。これはまったく驚きではない」「楽しみにしてます!」と期待の声が高まっている。
35歳のオールドルーキーの開幕までの道のりも引き続き、注目となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]