ROOKIE Racingが2021年活動計画を発表。GT500、SF、S耐等に参戦。体制も明らかに

2021年3月5日(金)16時12分 AUTOSPORT web

 3月5日、ROOKIE Racingは2021年のモータースポーツ活動計画について発表した。2021年はスーパーGT GT500クラス、全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパー耐久シリーズ、さらにTOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge 2021に参戦する。また、この活動計画にともない、豊田章男チームオーナーをはじめとしたチーム体制について、正式に発表されることになった。


 2019年、スーパー耐久に参戦を開始したROOKIE Racing。特徴的なカモフラージュ模様をチームカラーに、2020年からはスーパーGT、全日本スーパーフォーミュラ選手権にも参戦を開始したほか、スーパー耐久でもトヨタGRスープラ、トヨタGRヤリスの2台体制に拡大した。


 そんなROOKIE Racingだが、2021年はGT500、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久に加え、TOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeにも参戦することになった。そして、そのチーム体制も公にされることになった。


 ROOKIE Racingは、下記のコンセプトをもとに2020年5月に新たな会社組織として立ち上げられたチームだ。


「モータースポーツを心から愛し、モータースポーツをもっともっと盛り上げたいと強く願う」
「そのために持てるチカラのすべてをかけて素晴らしいレースやラリーをしたいと動く」
「やるからには勝ちにいく。勝とうとする努力が、もっといいクルマづくりにつながっていく」
「そんな姿を見ていただくことで、ファンの皆さまに笑顔になってもらいたい」
「参戦する立場だからこそ得られる技術や技能があり、知ることのできる事実や課題がある」
「クルマが好きでクルマに育てられた“恩返し”のために、得られたことのすべては自動車産業にフィードバックしていく」


 そして、「モータースポーツを起点とした“もっといいクルマづくり”を実現したい」という熱い想いをもつトヨタ自動車の豊田章男社長がファウンダーでありチームオーナーだ。また、豊田大輔チームオーナー代行がオーナーをサポートするかたちとなる。またチームの活動については、ENEOS、NTTコミュニケーションズ、⼩倉クラッチをはじめとした20組の企業や個⼈が支援する。


 その実現の場として挑む2021年の活動のうち、スーパーGTでは大嶋和也/山下健太のコンビでENEOS X PRIME GR Supraを走らせる。カラーリングはENEOSのオレンジ、そしてゴールドを主体としたカラーリングとなる。監督は2020年に続き、高木虎之介監督が務めることになる。


 一方、全日本スーパーフォーミュラ選手権では、NTTコミュニケーションズがメインスポンサーとなり、『NTT Communications ROOKIE』というチーム名となった。カラーリングは2020年同様、ブルーとホワイト、ROOKIE Racingのカモフラージュ模様が入るが、ホワイトが増え爽やかな色合いとなった。こちらも2020年に続き、片岡龍也監督が就任する。


 また、スーパー耐久ではすでに公式テストでも走行しているとおり、ST-QクラスにGRスープラを、ST-2クラスにGRヤリスで参戦し、チーム名は『ORC ROOKIE Racing』となる。ドライバーには、すでにTOYOTA GAZOO Racingから発表されている顔ぶれに加え、山下健太も加わった。


 さらに、TOYOTA GAZOO Racing Rally ChallengeではROOKIE Racingとして3台が参戦することになった。ドライバー/コドライバーは早川茂/山内理恵子、大森文彦/山本正裕、豊田大輔/熊倉 健太という顔ぶれ。北川文雄、勝田範彦というふたりが監督を務める。


 ROOKIE Racingの2021年チーム体制は下記のとおりだ。


ROOKIE Racing チーム体制


チームオーナー:豊田章男
チームオーナー代行:豊田大輔
チーム代表/工場長:武田敏明
チームオーナー代行/副工場長:山中繁
COO(Chief Oyaji Officer):北川文雄
CKO(Chief Kuruma Officer):後藤修


スーパーGT TGR TEAM ENEOS ROOKIE チーム体制


車両名:ENEOS X PRIME GR Supra
カーナンバー:14
ドライバー:大嶋和也/山下健太
タイヤ:ブリヂストン
監督:高木虎之介
エンジニア:阿部和也
レースクイーン:今井みどり、日南まみ


スーパーフォーミュラ NTT Communications ROOKIE チーム体制


車両名:NTT Communications ROOKIE SF19
カーナンバー:14
ドライバー:大嶋和也
タイヤ:ヨコハマ
監督:片岡龍也
エンジニア:松田久
レースクイーン:今井みどり、野田桃加


スーパー耐久 ORC ROOKIE Racing チーム体制


ST-Qクラス
車両名:ROOKIE Racing GR Supra
カーナンバー:28
タイヤ:ハンコック
監督:片岡龍也
エンジニア:松田久


ST-2クラス
車両名:ROOKIE Racing GR Yaris
カーナンバー:32
タイヤ:ハンコック
ドライバー:佐々木雅弘、松井孝允、井口卓人、蒲生尚弥、山下健太、豊田大輔、小倉康宏、モリゾウ
監督:片岡龍也
エンジニア:三塚隆(トムススピリット)
レースクイーン:梨衣名、不破アンナ


TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge
ROOKIE Racing チーム体制


早川茂/山内理恵子
大森文彦/山本正裕
豊田大輔/熊倉 健太
監督:北川文雄、勝田範彦

ENEOS X PRIME GR Supraのカラーリング
NTT Communications ROOKIE SF19のカラーリング
ENEOS X PRIME GR Supraのカラーリング
NTT Communications ROOKIE SF19のカラーリング
ORC ROOKIE Racing GR SUPRAとORC ROOKIE Racing GR YARIS

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