「ずっと嫉妬していた」鄭大世が”尊敬”する3人の日本人選手 中村憲剛、内田篤人、もうひとりは?

2023年3月5日(日)11時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 Jリーグでは川崎フロンターレ、清水エスパルスでプレー。元北朝鮮代表FWとして2010年南アフリカW杯にも出場し、昨季限りで現役を引退した鄭大世氏が取材に応じ、尊敬する日本人選手3人ついて語った。

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 鄭大世氏が1人目に「大きな影響を受けた一人が中村憲剛さんですね」と、川崎でチームメイトだった中村憲剛氏を挙げた。「プロに入ってからなかなかスタメンで出られなかったんですけど、キープのところもそうだし、動き出しの部分とか、常に怒ってくれました。その時はほんとに嫌だったけど、今考えると意図があってのことだったんだなっていうのは思いますね」と当時のエピソードを明かし、自らを成長させてくれた人物だと語った。

 2人目に名前が挙がったのは、元日本代表の内田篤人氏。鄭大世氏は「僕はもうずっとうっちー(内田)に嫉妬していました」と当時の内田氏に対する心境を明かした。その理由については、「高卒1年目から余裕でずっとスタメンで出てて、顔がいいからめっちゃ注目されるし、J1で三連覇するし。絶対あいつにだけは負けたくないって思っていましたね」と話した。一方で、「ドイツに行って(内田氏と)話す機会があると、すごい大人だし、メンタルの強さってこういうことなのかっていうのを感じさせられました。うっちーは飄々としたテンションで、ずっとハイパフォーマンスを維持できる。心の強さっていうのはこういうことなんだって思いますね」と内田氏をリスペクトしていた。

 鄭大世氏は3人目に「洋平さんも僕の人生ですごい大きな影響を与えてくれた人です」と、清水でチームメイトだった西部洋平氏を挙げた。「清水に行って、結果も出してキャプテンもやらせてもらいました。それで自分は調子に乗っていて、『球際負けんなよ』とか、『1対1で身体を投げ出して止めろよ』とか、ほんとにすごい文句を言っていた。自分ではチームを勝たせるために良かれと思って言っていたんですけど、完全に浮いていたんです」と当時の状況を明かし、「その時に洋平さんが(チームの状況を)ちゃんと教えてくれました。洋平さんは僕ほど特別な感情を持っているかわからないですけど、ほんとに応援してくれたし、ちゃんと自分を叱ってくれたことに感謝しています」と鄭大世氏は語った。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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