アトレティコ史上最多613試合を指揮…シメオネ監督が明かす“忘れられない”3試合とは?

2023年3月5日(日)13時57分 サッカーキング

アトレティコの“伝説”となったシメオネ監督 [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第24節が4日に行われ、アトレティコ・マドリードがセビージャを6−1で下した。試合後、スペインメディア『マルカ』がアトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督のコメントを伝えている。

 試合は立ち上がりからアトレティコ・マドリードが試合を支配。23分にはフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのスルーパスからオランダ代表FWメンフィス・デパイが先制点を決めると、そこからおよそ3分後にも再びデパイが決めてリードを広げる。39分には1点を返されたが、後半にはグリーズマン、ベルギー代表MFヤニック・カラスコの得点で勝負を決定付けた。その後はスペイン代表FWアルバロ・モラタも2ゴールを挙げ、終わってみれば大量6ゴールでアトレティコ・マドリードが勝利。久保建英が所属しているレアル・ソシエダを抜いて3位に浮上した。

 試合後、シメオネ監督は「私は選手たちに2つのことを求めていた。情熱と魂、彼らの才能でもあるこの2つを持ってプレーすることだ。選手たちは私の要求を受け入れ、ピッチ上で最高のパフォーマンスを見せてくれた。セビージャを攻略する方法を誰もが理解していたね」と勝利を喜んだ。

 この試合で、シメオネ監督はアトレティコ・マドリードで指揮を執った試合数が「613」に到達。故ルイス・アラゴネス氏の記録を抜き、アトレティコ・マドリードでの最多指揮試合数を更新していた。そんな“メモリアルマッチ”で大勝を飾り、試合後には選手たちから祝福を受けたシメオネ監督は「皆のジェスチャーや言葉、このようなチームの雰囲気を醸成することは決して簡単ではないんだ」とコメント。「選手たちは皆、自分自身のベストを尽くすためにプレーしたいと思っている。我々はここで11年間も選手をマネジメントしてきた。時には我々に多くを与え、偉大になった選手たちが去らなければならない。けれども、このような状況も決して嫌いではないと思えることもある」と、“マネジメント”の部分にフォーカスした自身の考えも発した。

 また、シメオネ監督はこれまで指揮を執った613試合のうち、最も印象深い3試合にも言及。「チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグのチェルシー戦が思い浮かぶね」と、2013−14シーズンにクラブ史上2度目となるCLファイナル行きの切符を掴んだ試合を挙げた。「私がこのクラブを率いてから初のラ・リーガ制覇を決めた(2013−14シーズン)最終節のバルセロナ戦も覚えている。それから、(2015−16シーズンに)ミラノで行われたCL決勝戦もね。あれ以上タイトルに近づくことはできないからだ」と続け、PK戦の末にレアル・マドリードに敗れたCL決勝戦も脳裏に焼き付けられていると明かした。

 来季のCL出場権を争うアトレティコ・マドリードは、現時点で勝ち点「45」を獲得。4位レアル・ソシエダよりも勝ち点が「1」多く、今節をまだ消化していない5位ベティスとは勝ち点差「5」だ。シメオネ監督は今後のCL出場権争いに向けて「ラ・レアル(レアル・ソシエダ)は素晴らしいシーズンを過ごしていて、ベティスも負けてはいない。我々はこれまで以上に目の前の1試合に力を込め、自分たちの仕事をこなす必要がある」と意気込んだ。

サッカーキング

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