ウイリアムズF1、パワーユニット不平等問題の提起を否定。メルセデスへの信頼を強調

2018年3月6日(火)7時46分 AUTOSPORT web

 ウイリアムズF1チームは、メルセデスがカスタマーチームに提供するパワーユニットがワークスチームが使用するものと同一ではないとの疑問を呈したという説を強く否定した。


 FIAはワークスチームとカスタマーチームが使用するパワーユニットの差異をなくすためにより厳格な対応をとることを決め、今年1月に全チームに対し、技術指令書を送った。ここにはひとつのマニュファクチャラーが供給するパワーユニットはすべて同一でなければならず、同一のソフトウェアを使って同じように作動できなければならないと記されていた。


 その後、FIAはメルセデスの状況を変えるためにこういった行動に出たとの推測が持ち上がり、メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、カスタマーであるウイリアムズとフォース・インディアには同一のハードウェアとソフトウェアを提供していると主張、この2チームがFIAに働きかけたとは考えていないと発言した。


 しかしFIAの今回の行動について、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、メディアに対し「クレア・ウイリアムズに話を聞きに行けばいい」と発言したと、Sky Sportsは報じている。


 こういった状況下において、5日、ウイリアムズチームは、メルセデスはカスタマーを平等に扱っているとの声明を発表、自分たちがFIAに働きかけたという説を否定した。


「最近メディアで発言されていることとは異なり、メルセデスAMG-HPPが提供するパワーユニットの同一性について私たちが疑問を呈したという示唆について完全に否定します」と副代表クレア・ウイリアムズがコメントした。


「メルセデス、フォース・インディア、そして私たちのチームが使うパワーユニットはハードウェアとソフトウェア両方について同一であると、私たちは確信しています」


「私たちはメルセデスとは仕事上も個人的にも素晴らしい関係を築いています。私たちチームは新シーズンに向けていい形で仕事をスタートしており、最後のバルセロナテストに備え、この作業を続けていくことに集中します」


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