FIFA、新クラブW杯の賞金総額が10億ドルと発表! 収益はすべて分配へ

2025年3月6日(木)10時17分 サッカーキング

FIFAのインファンティーノ会長 [写真]=Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)は5日、今夏に行われるFIFAクラブワールドカップ2025(Mundial de Clubes FIFA 25)の賞金総額を発表した。

 新たなクラブワールドカップとして開催されるFIFAクラブワールドカップ2025には合計32クラブが参加。第1回大会は2025年6月15日から7月13日までアメリカ合衆国で開催される。出場クラブは2021年から2024年の各大陸の成績で決定し、各大陸の王者とFIFAが算出するクラブランキング上位のチームに出場権が与えられる。

 すでに出場クラブはすべて決定し、グループステージの組み合わせ抽選も行われているなか、FIFAは評議会で承認された修正された予算を発表。FIFAクラブワールドカップ2025では20億ドル(約2984億円)の収益が見込まれており、そのうち10億ドル(約1492億円)が出場クラブに分配されることが明らかになった。これを受け、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は以下のように声明を発表している。

「FIFAクラブワールドカップはクラブサッカーの頂点となるだけでなく、他のどの大会も成し遂げられなかった規模でクラブ全体に利益をもたらす、連帯を示す鮮明な実証となるだろう。この大会で得られた収益はすべて参加クラブと世界中のクラブの連帯を通じて分配され、FIFAは1ドルも保持をしない。世界のサッカー発展のためにあるFIFAの準備金は、そのまま残ることになる」

「同時に2023〜2026年のサイクルでFIFAフォワードプログラムに約23億ドル(約3433億円)という記録的な投資を行っている。つまり、2026年までに2016年以来、サッカーの発展のために最大51億ドル(約7607億円)という前例のない額を利用できることになる」

 なお、イギリスメディア『BBC』によると、この賞金は昨年12月にDAZNと合意した10億ドルの独占グローバルTV契約に基づくもので、各クラブはグループステージへの出場料と、その後のラウンドへの進出に応じたパフォーマンス料を受け取ることになるようだ。

 さらに、FIFAはヨーロッパのクラブを代表して交渉する欧州クラブ協会(ECA)と参加していないクラブに多額の連帯金を支払うことについても協議しており、アフリカやアジア、北中米、南米のクラブにも後日同様の分配が行われる予定と見られている。

 また、ECAは加盟クラブが収益性の高い海外プレシーズンツアーに参加できないことから、この大会の重要性を強調しており、他の大陸のクラブよりも高い収益分配を得ることが期待されているという。ただ、FIFAクラブワールドカップ2025には欧州から12クラブが参加し、そのうち11クラブがECAに加盟しているが、レアル・マドリードは独立した欧州スーパーリーグを継続的に支持しているため、ECAには加盟していないことも伝えられている。

サッカーキング

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