41歳の長野久義はなぜ巨人に必要不可欠なのか 昨季は0本塁打も、不惑を迎える男が「愛される理由」
2025年3月7日(金)7時0分 ココカラネクスト

41歳のシーズンを迎える長野。その存在は巨人において「唯一無二」だ。(C)産経新聞社
プロ16年目、41歳シーズンが幕を開けます。
巨人のベテラン、長野久義外野手です。15年目の昨季は54試合に出場し、打率.258、0本塁打、14打点という成績。しかし、8月以降の成績にフォーカスすれば、打率.346と、優勝争いが佳境に入ってからの勝負強さは健在。セ・リーグの最年長野手として、新たな戦いへと歩を進めています。
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「長野さんの凄さは、数字に表れる部分だけではないんです。むしろ数値化されないチームの『貢献度』が凄まじい。だからベンチには欠かせない存在なんです」
こう語るのはプロ野球取材経験歴の長いメディア関係者です。その「仕事ぶり」について、こうも言うのです。
「移籍してきた選手や新加入の外国人選手に対する気遣いが半端ない。気軽に話しかけたり、食事に誘ったりします。ジャイアンツと言えばビッグクラブ。新参者は『うまくなじめるかな』と一抹の不安を抱えていることでしょう。そこで一番の年長者で、人格者の長野さんから親切にされたら、みんな心理的に安心して、野球へと打ち込むことができる。その効果は、本当に大きいんです」