アントニー代理人がマンU指揮官を非難「時間を与えずどう判断できるのか」 ベティスでは公式戦8試合3G3Aと躍動
2025年3月7日(金)21時40分 サッカーキング
アントニーはベティスで公式戦8試合3G3Aと本来の実力を発揮しつつある [写真]=Getty Images
現在25歳のアントニーは、アヤックスでの在籍3シーズンで公式戦通算83試合に出場し、24ゴール22アシストを記録。2022年8月に9500万ユーロ(約152億円)という移籍金でアヤックスからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。しかし、移籍先では思うような成績を残せず。アモリム監督からはプレミアリーグで活躍するためのフィジカル面が不足していると指摘され、今年1月にベティスにローン移籍した。
活躍の場をスペインへ移したアントニーは、ここまで公式戦8試合に出場し、3ゴール3アシストと本来の実力を発揮しつつある。
同選手の代理人であるジュニオール・ペドロソ氏は「我々はアモリム監督の意見(フィジカル面の問題があるとの指摘)を尊重はするが、彼の意見にはまったく同意できない」と反対し、「アントニーがプレミアリーグで活躍できなかった要因をフィジカルの問題と結びつけるのは、非常に表面的な議論であり、現実に即していない」と語った。
そしてペドロソ氏は、「アントニーが最高のフットボールを披露するために必要な、十分な存在感と自信がなかったのは事実だ」としながら、「アモリム監督がマンチェスター・ユナイテッドを指揮した15試合のうち、アントニーを起用したのは9試合だ。合計252分しかプレーしていない。これは本来プレーできた時間(1350分)の18.6パーセントだ。選手がその価値を十分に示すだけの時間を与えずに、どう判断できるというのか」と同監督を非難した。
アントニーはラ・リーガで5試合に出場し、ベティスでのデビュー戦から3試合連続で最優秀選手(MOM)に輝くなど、充実した日々を過ごしている。ペドロソ氏は、「彼はまるで何年もベティスにいたようだ。セビリア(ベティスの本拠地)を居心地よく感じており、街にもクラブにも満足している。これらのすべてが、彼の決断は正しかったことを裏付けている」と語った。
ベティスでのローン期間は2025年6月まで。買い取りオプションなどは含まれていない。しかし、『ESPN』によると、ベティスは来シーズン以降もアントニーを引き留めることを望んでいるという。
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