佐々木麟太郎のスタンフォード大は今週末初の東海岸遠征 全米7位13戦全勝のノースカロライナ大と対戦
2025年3月7日(金)9時32分 スポーツニッポン
「ベースボールアメリカ誌」が佐々木麟太郎内野手(19)のスタンフォード大が、今週末から所属するアトランティックコーストカンファレンス(ACC)の強豪と戦うとし、見どころを報じている。
同大は長く太平洋岸のパシフィックコーストカンファレンスに所属していたが、大西洋岸のカンファレンスに移った。今週末はノースカロライナ州チャペルヒルに遠征し、全米7位のノースカロライナ大と対戦する。
昨季はNCAAトーナメント進出を逃したスタンフォードだが、今季は好スタートを切り、ここまで10勝2敗。打線をけん引しているのは、トレバー・ハスキンス遊撃手。2024年シーズンは不振に苦しんだが、今季は打率.346、出塁率.407、長打率.692と復調し、チームトップの5本塁打、17打点を記録している。外野手のブレイディ・レイノルズも打率.378、出塁率.472、長打率.756と好調で、すでに自己最多の5本塁打を放っている。注目の新人佐々木も期待に応え、打率.360、出塁率.448、長打率.420、3本の二塁打、14打点をマークしている。
投手陣では、ドラフトで1巡目指名の可能性もあるマット・スコットがエースとして君臨。スコットはここまで3勝0敗、防御率1.17、17.1イニングで19奪三振と安定した投球を続け、昨春から球威も向上している。また、2年生のジョーイ・ヴォルチコも期待の逸材。入学以来、制球難に苦しんできたが、2026年ドラフト候補の投手の中では最も優れた球威を誇る。
一方、ノースカロライナ大を率いるスコット・フォーブス監督のチームは、ここまで13勝0敗と無敗をキープしている。素晴らしいのは投手陣で中心にいるのが2年生のエース、ジェイソン・デカロ(3勝0敗、防御率0.50)だ。また、新人のライアン・リンチとウォーカー・マクダフィーも好投を続けている。リンチは10.2イニングで19奪三振、防御率0.90を記録し、マクダフィーは12.1イニングで19奪三振を挙げ、まだ1点も許していない。スタンフォード大にとっては厳しい戦いが予想される。