伊2部ペルージャ、数百万円の盗難被害…試合中のロッカールームで

2018年3月8日(木)10時43分 サッカーキング

セリエA復帰を目指しているペルージャ [写真]=Getty Images

写真を拡大

 元日本代表MF中田英寿氏がかつて所属していたセリエBのペルージャが、ホームスタジアムでの試合中にロッカールームから貴金属類などを盗難される被害にあったようだ。7日付の『メディアセット』ほか、複数のイタリアメディアが伝えている。

 悪天候のため順延となっていたセリエB第28節が6日に行われ、ペルージャはホームでブレシアを2−0で破った。3連勝を果たし、プレーオフ出場圏内の8位へ浮上したペルージャだが、喜びに水を差す出来事が試合中に起きていたようだ。

 1点リードで前半を終了したペルージャの選手たちとスタッフは、ハーフタイムにロッカールームへ戻った際に、ロッカーやバッグから財布、個人の身の回り品、情報端末機器、貴金属が持ち去られていることに気づいたという。報道によると、盗難被害の総額は数万ユーロ(数百万円)に上るとのこと。

 報道によると、所轄の警察はすでに捜査を開始しているという。正式な発表はまだ行われていないが、ペルージャが使用していたロッカールーム付近にいた人物を把握済みで、犯人は窓とドアの厳重な施錠を壊して侵入したものと見られている。なお、対戦相手のブレシア側に被害はなかったという。

 盗難発覚後の試合後半にも追加点を決めたペルージャ。2005年と2010年の2度の経営破たんを乗り越えたクラブは、苦境にも動じないようだ。

 ペルージャは中田氏のほか、ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ現監督、ユヴェントスのマッシミリアーノ・アレッグリ現監督やイタリア代表が優勝を飾った2006 FIFAワールドカップ ドイツ大会の決勝で、PK戦のラストキッカーを務めたファビオ・グロッソ氏(セリエBのバーリ現監督)らが、現役時代に所属していた名門クラブだ。昨シーズンはセリエA昇格を懸けたプレーオフへ進出するも、準決勝で惜しくもベネヴェントに敗戦。今回の災難に負けず、トップリーグ復帰に向けたシーズン終盤の戦いに注目したい。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

「盗難被害」をもっと詳しく

タグ

「盗難被害」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ