【J1リーグ2023】第3節ベストイレブン

2023年3月9日(木)12時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

J3リーグも3月4日に開幕を迎え、全国各地で盛り上がりを見せる明治安田生命Jリーグ。


J1リーグでは3月3〜4日にかけて第3節が行われ、昨2022シーズンは下位に低迷したJ屈指のスター軍団、ヴィッセル神戸が開幕3連勝を飾った。その他の会場でも、京都サンガが2023シーズン初勝利を挙げるなど、リーグ全体が一層盛り上がる第3節の結果となっている。


ここでは、J1第3節で活躍した選手たちを、ベストイレブン形式で紹介していく。


関連記事:【J1リーグ2023】第2節ベストイレブン




サガン鳥栖 GK朴一圭 写真:Getty Images

GK:朴一圭(サガン鳥栖)


今季初勝利を、無失点で連勝していた名古屋グランパスから挙げたサガン鳥栖(1-0)。両GKの高い集中力とセービング技術が随所に見られた第3節だったが、最後に笑ったのは鳥栖の守護神GK朴一圭だった。FWキャスパー・ユンカーをはじめ強力な攻撃陣から、強烈なシュートを浴びるシーンもあったこの試合。朴は高い集中力でこれを弾き返し続け、失点を0に抑えた。開幕戦はまさかの5失点を喫した鳥栖なだけに、好調名古屋から奪った勝ち点3と失点0の実績がチームに与える影響は大きいものとなるだろう。




川崎フロンターレ DF大南拓磨 写真:Getty Images

DF:大南拓磨(川崎フロンターレ)


前節(第2節)で鹿島アントラーズを相手に今季初勝利を挙げた川崎フロンターレ(2-1)。今節は、昨2022シーズンリーグ戦で勝てなかった湘南ベルマーレを相手に1-1のドローとなった。連勝で波に乗りたいところだったが、それでも苦手としていた湘南相手に貴重な勝ち点を挙げたことは大きい。特に、DF大南拓磨の存在は勝ち点1を生み出す原動力となったと言えよう。湘南の攻勢の中でも、高さとスピードの両方を生かし決定機を阻止。鋭い出足でパスカットも見せるなど、終始存在感を見せた。




アビスパ福岡 DFドウグラス・グローリ 写真:Getty Images

DF:ドウグラス・グローリ(アビスパ福岡)


前節(第2節)は終了間際の得点で今季初勝利を挙げたアビスパ福岡(対セレッソ大阪2-1)。今節は柏レイソルを相手に今季初の無失点(1-0)で勝利を挙げ、2連勝を果たしている。その堅守に大きく貢献したのがDFドウグラス・グローリだ。高さとパワーを武器に安定感は抜群。ゲーム序盤には決定機を阻止するシュートブロックを見せるなど、終始身体を張ったプレーで守備陣を支えた。




ヴィッセル神戸 DF酒井高徳 写真:Getty Images

DF:酒井高徳(ヴィッセル神戸)


開幕から3連勝と波に乗るヴィッセル神戸。今節はガンバ大阪を相手に4-0で快勝を果たした。その中で存在感を発揮したのが、右サイドバックに入ったDF酒井高徳だ。積極的にゴール前まで侵入する姿を見せたこの試合。勝利を引き寄せる2点目と勝利を決定づける4点目を挙げ、大きく勝利に貢献している。特に4ゴール目は、角度の少ない場所からキーパーのニア上を打ち抜きFWも顔負けのシュートセンスも見せつけた。




ヴィッセル神戸 DF初瀬亮 写真:Getty Images

DF:初瀬亮(ヴィッセル神戸)


ガンバ大阪を相手に4-0と快勝したヴィッセル神戸。右サイドのDF酒井高徳がゴールで貢献する中、左サイドバックに入ったDF初瀬亮も高いキック精度で大きく貢献したと言えよう。ゲーム序盤から中央付近にも顔を出し、チャンスメイク。後半にはコーナーキックからFW武藤嘉紀の頭にピタリと合わせる正確なボールで、チームにとっての3点目を演出した。


鹿島アントラーズ MF佐野海舟 写真:Getty Images

MF:佐野海舟(鹿島アントラーズ)


前節(第2節)は川崎フロンターレ相手に終盤に逆転を許し、悔しい敗戦(1-2)となっていた鹿島アントラーズ。それだけに是が非でも勝利が欲しい、という姿勢が終始見えた今節(対横浜FC3-1)。中でも新戦力のMF佐野海舟は安定した働きで勝利に大きく貢献した。出足の鋭いパスカットや展開力は流石のもの。加えて今節は身体の強さも見せ、自陣からの突破でチャンスを演出する場面も見られた。新たなチームの心臓部として、今後も佐野の活躍から目が離せない。




ヴィッセル神戸 MF山口蛍 写真:Getty Images

MF:山口蛍(ヴィッセル神戸)


普段からボールの供給役として、また敵の侵入を阻む存在としても安定感のある活躍を見せているヴィッセル神戸のMF山口蛍。今節は、さらに攻撃面でも改めて能力の高さを見せてくれた。試合序盤から積極的にエリア付近まで侵入する動きを見せ、FW大迫勇也の先制点をアシスト。90分通して安定したパフォーマンスを発揮し、チームの開幕3連勝に貢献した。




アルビレックス新潟 MF伊藤涼太郎(当時浦和レッズ)写真:Getty Images

MF:伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)


前節は、アルビレックス新潟に久々のJ1での勝利をもたらしたMF伊藤涼太郎(対サンフレッチェ広島2-1)。今節もそのゲームメーカーぶりは変わらず、最短距離で敵ゴールに迫れる縦パスなど、効果的なパスを供給し続けた。さらに今節は、冷静にゴールに流し込むミドルで同点弾を決めている。勝ち星を挙げることはできなかったが(対北海道コンサドーレ札幌2-2)、開幕から3戦負けなしと好調のクラブを引っ張る司令塔の活躍に今後も注目だ。




鹿島アントラーズ MF藤井智也 写真:Getty Images

FW:藤井智也(鹿島アントラーズ)


開幕戦、第2節といずれも早い時間で先制点を奪っている今季の鹿島アントラーズ。第3節も早々にFW藤井智也のゴールで先制を果たした。爆発的なスピードが大きな武器の藤井は、この試合得点シーン以外でもそのスピードを大いに発揮。加えてオフサイドで幻となってしまったが、この日2点目かと思われたシーンでは、ゴール前での冷静さも感じさせた。




浦和レッズ FW興梠慎三 写真:Getty Images

FW:興梠慎三(浦和レッズ)


開幕から勝利のなかった浦和レッズは、聖地駒場にセレッソ大阪を迎え、見事に今季初勝利を挙げた(2-1)。中でも今季初スタメンとなったFW興梠慎三は、再三にわたって積極的に相手DFの背後を狙う動きを見せPKも獲得。自身での得点こそなかったが、まだまだ頼れる存在であることを見せつけた。




アビスパ福岡 FWルキアン 写真:椎葉洋平

FW:ルキアン(アビスパ福岡)


前節(第2節)に続き、終了間際の得点により2連勝を果たしたアビスパ福岡(対柏レイソル1-0)。その貴重なゴールを挙げたのがルキアンだ。序盤から柏の猛攻を受けるも、ルキアンはスピードとパワーを発揮し前線でボールを受け続けチームに貢献。そんなルキアンにご褒美と言わんばかりに、終了間際相手のミスもあり絶好の位置にボールがこぼれ、最後はGKの股を抜く見事なゴールでチームに勝利をもたらした。

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