マンU、PK2発でプレミアリーグ3戦ぶり白星! エヴァートンは11戦未勝利と苦況が続く

2024年3月9日(土)23時25分 サッカーキング

マンUがホームで悪い流れを断ち切る白星 [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第28節が9日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとエヴァートンが対戦した。

 ここまで14勝2分11敗を記録し、勝ち点「44」で6位につけるマンチェスター・ユナイテッド。前々節のフルアム戦を1−2で落とすと、前節のマンチェスター・シティとのダービーマッチにも1−3で敗れ、現在は2連敗中だ。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は絶望的となったが、わずかな可能性を残すためにもここからの連勝はマスト。今節ホームに迎えるエヴァートンは、ここまで8勝7分12敗、財務規定違反による勝ち点「10」のはく奪が「6」に変更されたことで現在は勝ち点「25」を積み上げている。プレミアリーグ直近10試合で5分5敗と未勝利が続くエヴァートンを相手に、マンチェスター・ユナイテッドはホームで3試合ぶりの白星を飾れるだろうか。

 マンチェスター・ユナイテッドはラファエル・ヴァラン、ブルーノ・フェルナンデス、マーカス・ラッシュフォードらがスターティングメンバーに並んだ。一方、エヴァートンはジャック・ハリソンやドワイト・マクニールらが先発に名を連ねた。

 試合は立ち上がりにエヴァートンがゴールに迫るシーンを作り、3分に左からのクロスボールをベン・ゴッドフリーが合わせたが、GKアンドレ・オナナがきっちりと対応してゴールを死守。マンチェスター・ユナイテッドは徐々にシュートまで持ち込む回数を増やしていくと、10分に最初のビッグチャンスが到来する。敵陣左サイド開いた位置で前を向いたラッシュフォードがスルーパスを送ると、内側から走り込んだアレハンドロ・ガルナチョがペナルティエリアへ侵入。切り返しからジェームズ・ターコウスキーのファウルを誘い、マンチェスター・ユナイテッドにPKが与えられた。このPKをB・フェルナンデスがゴール右下に沈め、マンチェスター・ユナイテッドが幸先良く先手を取った。

 早々と1点ビハインドを強いられたエヴァートンだったが、25分にはアマドゥ・オナナとのワンツーで前を向いたジェームズ・ガーナーがミドルシュートを放ったが、ここはGKオナナの横っ飛びセーブに阻まれる。マンチェスター・ユナイテッドは流れの中から決定機らしいシーンをなかなか構築できなかったが、28分にはB・フェルナンデスの蹴った直接フリーキックがゴールへ向かう。ここはGKジョーダン・ピックフォードがビッグセーブを見せた。

 前半も終盤に差し掛かった34分にはマンチェスター・ユナイテッドがカウンターで攻撃へ。自陣でボールを奪ったところからスコット・マクトミネイが右サイドへ繋ぐと、パスを受けたガルナチョがドリブルをスタート。細かいタッチで中央へ侵入し、寄せてきた相手を次々とかわしていくと、ボックス内でゴッドフリーに倒される。ガルナチョがこの日2つ目のPKを獲得した。今度はラッシュフォードがキッカーを務め、GKピックフォードの逆を突くゴール左下へ蹴り込む。マンチェスター・ユナイテッドが2点をリードして前半を終えた。

 後半に入っても試合の様相は変わらず、両チーム悪くないシーンを作りながらも、両守備陣の奮闘、そして両GKの活躍もあってなかなかゴールは生まれない。特にエヴァートンは時間の経過とともに攻めの姿勢を強め、61分にアンドレ・ゴメスやドミニク・カルヴァート・ルーウィンを投入した後は敵陣でプレーする時間を増やしたが、GKオナナの活躍もあって1点を返すまでにも至らない。

 最終的にはこれ以上スコアは動かず、試合はこのままタイムアップ。マンチェスター・ユナイテッドは直近の悪い流れを断ち切り、プレミアリーグ3試合ぶりの白星を飾った。一方のエヴァートンは内容こそ悲観するようなものではないものの、とにかく結果に恵まれておらず、これでプレミアリーグ11試合未勝利となっている。

 この後、マンチェスター・ユナイテッドは17日にFAカップ準々決勝でリヴァプールと対戦するため、次節のプレミアリーグは延期されている。一方、エヴァートンも次節のプレミアリーグの対戦相手がリヴァプールだったため、開催が後ろ倒しに。次は30日に敵地でボーンマスと対戦する。

【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 2−0 エヴァートン

【得点者】
1−0 12分 ブルーノ・フェルナンデス(PK/マンチェスター・ユナイテッド)
2−0 36分 マーカス・ラッシュフォード(PK/マンチェスター・ユナイテッド)

サッカーキング

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