元ホークスドラ1選手が驚きの転身 家業立て直し年商200万→1億円 「柳田選手や千賀選手が」後押し

2025年3月9日(日)19時54分 スポーツニッポン

 ソフトバンクで15シーズンに渡ってプレーした江川智晃氏(38)が9日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)にVTR出演。養豚業に転身した現在の生活を公開し、元チームメートへの感謝を語った。

 江川氏は2004年ドラフト1位で宇治山田商から入団し、1年目に野手に転向。2年目の06年5月に西武・松坂大輔からプロ初打席初安打をマークした。13年にはキャリアハイの77試合に出場したが、腰の負傷もあって19年オフに戦力外通告を受けて現役を引退。通算345試合に出場し、打率・235、183安打、26本塁打、99打点の成績を残した。

 引退後は球団に残ってスコアラーを務めたが20年末に退団し、家業の養豚業に転身した。もともと母親が養豚事業に携わっていたがコロナ禍で売り上げが年間200万円までに減り、家族のピンチを救うためにUターンを決意。34歳で養豚業を継いだ。

 番組では三重県にある養豚場を取材し、江川氏が包丁を手に豚肉を加工する様子などが紹介された。最初は営業でも苦戦したが、救いの手を差し伸べてくれたのがかつてのホークスの仲間。「柳田選手や千賀選手がSNSや口コミで広げてくれたお陰で販路も広がったので本当に感謝しかない」と語った。

 さらに22年からはソフトバンク本拠地のスタジアムグルメとして、江川さんの豚肉を使用したメニューを販売してもらっているという。現在では伊勢市にトンカツ店を開くなど事業を拡大。年間200万円だった売り上げは現在では「1億円は超えてくるんじゃないか」と明かした。

 「野球人としては失敗したかもしれないが凄いいい人たちと出会えた。離れていても仲間ですし、彼らから“応援されてるんだな”と凄く感じます」と今でも後押ししてくれる仲間たちへの感謝を口に。そしてプロ野球選手のセカンドキャリアについて「プロ野球選手のプライドは捨てるべきだが、売る商品や扱う商品にはプライドを持たなければいけない。家族を守らないといけない。そこさえできたらみんな凄いエネルギーを持っているので絶対大丈夫かなと思います」と話していた。

スポーツニッポン

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