三笘薫の代役で相馬勇紀招集望むワケ。闘莉王「中村敬斗とは違う。堂安律が…」

2024年3月10日(日)20時9分 FOOTBALL TRIBE

相馬勇紀 写真:Getty Images

 名古屋グランパス、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏が今月10日、自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』を更新。今月14日に北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の代表メンバー発表を控える中、MF三笘薫(ブライトン)にかわる左サイドアタッカーとして、MF相馬勇紀(カーザ・ピアAC)の招集を推奨。FW中村敬斗(スタッド・ランス)やMF南野拓実(ASモナコ)との違いを語ったほか、MF堂安律(SCフライブルク)のプレースタイルが攻撃陣全体に及ぼす影響も説明している。


 カタールW杯コスタリカ戦でプレーし、昨年1月に名古屋グランパスからカーザ・ピアへ期限付き移籍した相馬。海外挑戦1年目の2022/23シーズンからリーグ戦13試合のスタメン出場で2ゴール1アシストと結果を残すと、今季もここまでリーグ戦23試合でプレー。先月中旬以降は4試合連続ベンチスタートだが、それでも今月8日のリーグ戦で今季2点目をマークするなど、調子は上向き。AFCアジアカップの代表メンバーには名を連ねていなかった。


 そのアジアカップでは、三笘の状態が万全でない中、左サイドハーフでは中村、南野らがスタメン出場。右サイドを本職とするFW伊東純也(スタッド・ランス)が、後半途中で左サイドに回るケースもあった。


 北朝鮮戦では、縦へのドリブル突破を武器とする三笘が不在。それだけに、闘莉王氏は「最近、相馬選手どうなっているのかなと。彼は(縦へ)簡単に突破してセンタリングを上げる。そして突破できなかったら、右足に切り替えてシュートを打ったりとか(できる)」と、突破力のある相馬を三笘の代役に指名。


 北朝鮮代表が守備重視の戦いで日本に臨むと想定した上で、「北朝鮮に対して、ピッチの横の幅をできるだけ使って、センタリングを上げる。ニアゾーン(ペナルティエリアの脇)をどうやって使えるようにするか、ということを考えないといけない。ニアゾーンを使うことによって、真ん中が少し空く」


 「中村や南野との比較で、(サイドで)ちゃんと幅がとれる、一番縦に突破できる強さを兼ね備えているのが相馬なのかなと」と、カーザ・ピア所属MF招集の必要性を説く。


 闘莉王氏はつづけて、『週刊新潮』により性加害疑惑が報じられている伊東の代表不参加も想定。右サイドハーフで堂安のスタメン出場が濃厚とした上で、「中央に入りがちな堂安と、逆サイド(左サイド)にも中央に入りがちな選手を配置すると、横の幅がどんどん狭くなる」とコメント。左サイドで中村や南野を起用する場合の問題点も説明した。


 日本代表の攻撃陣が機能しなかった試合と言えば、アジアカップのイラク戦が記憶に新しい。この一戦では、2列目で左サイドから南野、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、伊東がスタメンに名を連ねたものの、南野が中央寄りのポジションを取ることにより、攻撃時に使えるスペースが限定。1-2で敗れると、森保一監督の起用法に厳しい声が飛んでいた。


 また闘莉王氏はイラク戦後、日本代表の抱える問題として「左サイドの選手がどういうポジションを取るのかが、日本の一番大事なポイント」と指摘。試合途中で伊東を右サイドから左サイドに回す森保監督の采配を批判した上で、「相馬がいたら使うべきだった」と語っていた。

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