途中出場の板倉滉が一時逆転弾を演出も…白熱の“ラインダービー”は両者譲らずドロー

2024年3月10日(日)1時37分 サッカーキング

途中出場の板倉滉は逆転弾に絡むも… [写真]=Getty Images

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 ブンデスリーガ第25節が9日に行われ、ボルシアMGとケルンが対戦した。

 ここまで6勝8分10敗の成績を残すボルシアMGは、勝ち点「26」を積み上げて12位につけている。今節はここまで3勝8分13敗の勝ち点「17」で降格圏の16位に沈むケルンとホームで対戦。残留争いに巻き込まれることなく上位浮上を目指すためにも勝利が求められる一戦に、板倉滉はベンチスタートに。福田師王はメンバーから外れた。

 試合は立ち上がりの7分に動く。ケルンは敵陣左サイドでロングフィードを収めたところから中央へ繋ぐと、前を向いたフロリアン・カインツが右へ繋ぐ。パスを受けたファリデ・アリドゥはボックス右から縦への突破を選択し、角度のないところから右足フィニッシュ。このシュートがGKモリッツ・ニコラスに当たってゴールに吸い込まれ、ケルンが先手を取った。

 対するボルシアMGも即座に反撃へ。9分、クアディオ・コネとのパス交換からフランク・オノラが右サイドを縦へ突破。マイナスへの折り返しにフロリアン・ノイハウスが右足を振ったが、シュートはGKマルヴィン・シュヴェーベの手をかすめて左ポストに嫌われた。跳ね返りにナタン・エングムが詰めたものの、シュートは枠を捉えきれない。

 だが、32分にホームチームが遂に試合を振り出しに戻す。ピッチ中央付近でボールを奪ったニコ・エルヴェディがダイレクトで繋ぐと、ノイハウスがスルーパスを送り、ボックス右へ入ったオノラが右足で叩き込んだ。前半はこのまま1−1で終了している。

 後半に入ると64分、ケルンは敵陣右サイドでフリーキックを獲得。カインツが右足でふわりとしたボールを蹴り込むと、ボックス内で競り勝ったアリドゥがヘディングシュートを叩き込み、マインツが勝ち越しに成功した。

 再びリードを許したボルシアMGは70分、コネとエングムを下げてロッコ・ライツとロビン・ハックを投入。するとそのハックが大仕事をやってのける。まずは71分、右サイドを駆け上がったシュテファン・ライナーからのクロスボールをヘッドで沈め、同点ゴールをゲット。直後にマクシミリアン・ウーバーに代わって板倉が投入されると、73分にはオノラの蹴った右コーナーキックを板倉が頭で落とし、ジョー・スカリーの落としをハックがダイレクトボレーで合わせる。ディフレクションした一撃がゴールに吸い込まれ、遂にボルシアMGが試合をひっくり返した。

 だが、試合はこのままでは終わらない。79分、デニス・フセインバシッチからのパスを受けたダミオン・ダウンズが、寄せにきた板倉の股下を通す左足シュートを沈める。75分からピッチに立った若きアタッカーが結果を残し、再びスコアは同点となった。

 ボルシアMGは後半アディショナルタイムに数々のチャンスを迎えながらも決め切ることはできず、試合はこのままタイムアップ。白熱の“ラインダービー”は両者の意地がぶつかり合う好ゲームとなり、試合はドローで終わった。これでボルシアMGは2戦連続のドロー。ケルンは黒星こそ免れたものの、現在は5戦未勝利と好ましくない結果が続いている。

 この後、ボルシアMGは12日にDFBポカール準々決勝のザールブリュッケン戦を挟み、16日には次節のブンデスリーガでハイデンハイムの本拠地に乗り込む。一方、ケルンは15日に次節のブンデスリーガでライプツィヒをホームに迎える。

【スコア】
ボルシアMG 3−3 ケルン

【得点者】
0−1 7分 ファリデ・アリドゥ(ケルン)
1−1 32分 フランク・オノラ(ボルシアMG)
1−2 64分 ファリデ・アリドゥ(ケルン)
2−2 71分 ロビン・ハック(ボルシアMG)
3−2 73分 ロビン・ハック(ボルシアMG)
3−3 79分 ダミオン・ダウンズ(ケルン)

サッカーキング

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