【ジュネーブモーターショー2018】スピード狂の家族に最適!? 「メルセデスAMG GT 4ドア クーペ」が登場!

3月11日(日)6時0分 日本版Autoblog



「メルセデスAMG GTコンセプト」と呼ばれるコンセプトカーの公開から1年、メルセデスAMGは現在開催中のジュネーブ・モーターショーで、その市販モデルとなる「メルセデスAMG GT 4ドア クーペ」を初公開した。"より良く!より速く!より強く!"を追求するアッファルターバッハのエンジニアたちによって開発されたAMG初の4ドア・スポーツカーであり、「メルセデスAMG GT」の4ドア・バージョンと位置づけられる、誰もが憧れるクルマになりそうだ。

まずは議論を呼びそうな点に目を向けてみよう。ただし、これを完成させるために何年もの時間を費やしてきたに違いないメルセデス・ベンツのデザイン・チームに対する敬意を表した上で言わせていただきたい。ボディが誇張されていたコンセプトカーよりスリムになった市販モデルのAMG GT 4ドア クーペは、メルセデス・ベンツのデザイン言語「Sensual Purity(官能的な純粋さ)」を纏ったポルシェ「パナメーラ」のようだ。我々は「クラシックなプロポーションで印象的なシルエット」を持つという同車の側面の写真を使ってパナメーラと比較したかったのだが、どういうわけかメルセデスが公開した91枚の写真には基本ともいえる側面の写真が含まれていない。

さらに重要なことは、メルセデスAMG GT 4ドア クーペに3種類のエンジンが用意されるという点だ。「メルセデスAMG GT 63 S」が搭載する4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボ・エンジンは、最高出力639psと最大トルク900Nmを発生し、0-100km/hを3.2秒で加速、最高速度は315km/hに達する。同じエンジンを積む「メルセデスAMG GT 63」は585psと800Nmに抑えられ、0-100km/h加速3.4秒、最高速度310km/hとなる。このV8エンジンには気筒休止機構とタービンにアンチフリクション・ベアリングが採用されている。そして「メルセデスAMG GT 53」は3.0リッター直列6気筒ターボに48V電装システムによる「EQブースト」と呼ばれるスターター/オルタネーターを組み合わせ、エンジンが435psと520Nmを発揮、加えてモーターが22psと250Nmを発生する。0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は285km/hと発表されている。これらのネーミングは、おそらく2ドアのクーペ・モデルと区別するためだろう。AMG GTの2ドア・モデルは性能によって「S」「C」「R」といったアルファベットが付加されるが、4ドアは他のモデルと同様に数字と「S」の文字でグレードを表す。トランスミッションはV8の両モデルが湿式多板クラッチ式の9速「AMG スピードシフト MCT(マルチ・クラッチ・テクノロジー)」を採用、GT 53の直列6気筒エンジンにはトルクコンバーターを備えた9速「AMG スピードシフト TCT 9G」が組み合わされる。いずれのモデルも常時後輪を駆動し、状況に応じて前輪に駆動力を配分する「AMGパフォーマンス 4MATIC+」と呼ばれる4輪駆動システムを備える。

最上級モデルのAMG GT 63 Sには、ESPをオフにして純粋な後輪駆動となる「ドリフト・モード」や、電子制御式ディファレンシャルロックが標準装備される(他のモデルもオプションで装備可能)。アクティブ・エンジンマウントはGT 63 Sに標準装備、GT 63ではオプションの「ダイナミック・プラス・パッケージ」に含まれる。V8モデルは後輪操舵や、マルチチェンバー・エアサスペンション「AMG RIDE CONTROL+」も装備する。GT 53のサスペンションはスティール製スプリングと可変ダンパーの組み合わせで、後輪操舵はオプションとなる。

ビジュアル面でV8モデルが直6モデルと異なる点は、フロントのサイド・インテークとシルバー・シャドウのトリムが施されたフロント・スプリッタ、より大型のリア・ディフューザー、そして4本出しのエキゾースト・テールパイプが台形になることだ。ブレーキ・キャリパーはGT 63 Sがイエロー、GT 63はレッド、GT 53ではシルバーとなる。GT 53(上の画像の白い車両)はフロントの水平に伸びるバーや丸型テールパイプで区別される。フロント・グリルの内側には「エアパネル」と呼ばれる開閉式ルーバーを装備し、冷却が必要な時は開き、そうでない時は閉じて空力効率を高める。

さらに外観を変える5つのパッケージが用意されているが、そのうち、「ナイト・パッケージ」、「クローム・パッケージ」、2種類の「カーボンファイバー・パッケージ」は見た目だけのものだ。だが、上の画像のブラックのモデルに装備されている「エアロダイナミクス・パッケージ」はより大型のフロント・スプリッタ、改良されたディフューザー、手動で調整可能な固定式リア・ウイングが装着される。

新型のAMGパフォーマンス・ステアリング・ホイールに備わる小さな「タッチ・コントロール」パッドは、インフォテインメント・システムやドライブ・モードの設定、そしてディスプレイに表示される情報を、ステアリングから手を離さずに変更することができる。

2つの12.3インチ・スクリーンがインパネからダッシュボードまで伸びる「ワイドスクリーン・コクピット」は、V8モデルに標準装備、直6モデルはオプションで装備でき、「クラシック」「スポーツ」「スーパースポーツ」という3種類のテーマで分類されるインフォメーション・ディスプレイを選択できる。「スーパースポーツ」を選べば「AMGに特化した広範囲な追加情報」やパワー・デリバリーが表示されるという。多くのカラーボタンがセンター・ディスプレイを彩り、そのいくつかには静電容量スイッチが採用されている。ボタンを探すユーザーの指を察知すると発光するのだ。

フロント・シートはダイヤモンド・キルトを施したエレガントなタイプから、ヘッドレスト一体型のスポーティな仕様まで各種用意される。後部座席は2脚の独立したシートを装備する4人乗りと、折り畳み可能なベンチシートを備えた5人乗りから選べる。「ハイ・クラス」仕様はシートの間にタッチパッドが装備されているので、後部座席の乗員が様々な快適装備を操作することができる。

そして今回、AMGで初めてルーム・フレグランス機能が採用された。「パフォーマンス・ブランドの精神に合ったスポーティで魅力的な香り」が車内で楽しめるそうだ。

4ドアのメルセデスAMG GTは、欧州では今年の夏から販売が始まる予定だ。米国市場に導入されるのは2019年になってからなので、日本での発売も来年になるかもしれない。

By JONATHON RAMSEY

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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