FIFAランキングでコロンビアと3差の日本代表が「南米強豪国みたい」とOB思うワケ
2025年3月11日(火)11時0分 FOOTBALL TRIBE

MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF三笘薫(ブライトン)らタレントを多く擁する日本代表。3月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合にむけての招集メンバー発表を間近に控えるなか、日本代表OBが森保ジャパンの強みを解説している。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で3月10日配信開始の「やべっちスタジアム」では、浦和レッズ・日本代表OBの坪井慶介氏が森保ジャパンを分析。「(三笘や伊東など)両サイドは攻撃的な選手が多いので、相手が広がったら中央(のスペース)を使う。相手が中央(のスペース)をケアしたら、外を使う。そのような判断を、選手たちがピッチ上で相手を見ながら判断できている。なので今の日本は、アジアの中で南米の強豪国みたい。巧い試合運びができていると思う」と語るなど、「90分通じての試合運び」という観点から南米勢を比較対象としている。
南米の強豪国といえば、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイがそれに当てはまるが、2024年12月発表のFIFAランキングでは、カタールW杯覇者のアルゼンチンが1位、ブラジルが5位、ウルグアイが11位、コロンビアが12位にランクイン。ただ日本も15位と、コロンビアから3差であるだけに、もはやウルグアイやコロンビアとの比較で完全なる格下という印象はない。
また坪井氏は「メンタルの強さ」も日本代表の強みとして解釈。「(W杯本大会の)出場枠が増えたので、気が緩んでもおかしくないが、そのような雰囲気は一切感じない。選手の意識はもちろん、森保監督をはじめチームのマネジメントも良いと感じる」と頷いている。
2022年のカタールW杯で、欧州強豪国のドイツやスペインを下した森保ジャパン。北中米W杯アジア最終予選でも、ここまで5勝1分と危なげない戦いぶりだが、3月20日のバーレーン戦で勝利すれば、世界最速でのW杯本大会出場が決まる。その最終予選は2025年6月までだが、9月以降の国際Aマッチデーで南米勢とのマッチメイクも期待したいところだ。