松山英樹が「ゼロ点」と苦笑い。乱調の要因を自己分析して前を向く

3月11日(水)6時10分 Sportiva

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「昨日(火曜日)風邪をひいて、(今日は)ちょっと感覚がズレてしまった。毎年、ここでは体調がおかしくなるんですよね、なんでかなぁ……。(オフウィークには)練習とトレーニングがしっかりできて、パッティングも結構やってきたんですけど、昨日の休みで(その感覚も)どっかにいっちゃいましたね。
(この大会には過去5回出場して)トップ10に入ったのは1回だけ。なかなかうまくプレーさせてくれないというか、自分の思ったショットを打てないというか。(ここに来ると)何か調子が狂ってしまうことがある。風邪はもう治って、練習はできるので、(本番に向けて)急ピッチで仕上げられれば……」
 ジェネシス招待(5位タイ)、WGCメキシコ選手権(6位タイ)とトップ10フィニッシュを続けて、上り調子にあった松山英樹。しかし、アーノルド・パーマー招待(3月5日〜8日/フロリダ州・ベイヒルクラブ)の大会前、プロアマ戦を終えると、そんなふうに不安を口にした。
 すると実際、初日、2日目にはまずまずのラウンドを見せたものの、3日目、4日目と大きく崩れて、通算11オーバー、56位タイという結果に終わった。
「ちょっとした違和感から、ここまで(落ちる)とは……。初日はうまく立て直したつもりだったけど、2日目から徐々に立て直せなくなって、今日(最終日)はただボールを打っているだけ、ホールを消化するだけのようなラウンドだった。すごく苦しい(ラウンド)というか、(自分で)呆れてしまうようなラウンドでした。何かひとつきっかけがあれば、すぐに(調子が)戻ってくると思って練習していたんですけど、そのきっかけ(をつかむの)が遠いなって感じでした」

アーノルド・パーマー招待で56位タイに終わった松山英樹

 午後スタートとなった初日は、強風が吹く難しいコンディションだったが、松山は5バーディー、2ボギーの「69」。トップと4打差の3アンダー、11位タイと好位置につけた。
 そして、早朝スタートとなった2日目も、強風のうえ、気温も下がって厳しいコンディションを強いられたが、松山は3バーディー、4ボギーの「73」と踏ん張った。スコアをひとつ落として、順位も17位と後退したものの、トップとは5打差と、まずまずの位置で決勝ラウンドに駒を進めた。
「(初日は)プロアマ戦で狂っていたものが、ちょっと練習したら戻ったので、ホッとはしている。全体的にいいゴルフができたかなって思うけど、14番、16番、18番のミス()が腹立たしい。
※14番(パー3)ではティーショットを左のラフに外してボギー。16番(パー5)は2オンに成功したものの、3パットのパー。18番(パー4)はフォロー風のなか、ティーショットが右の池まで転がってボギー。
(2日目は)すごくタフなコンディションだった。そのなかで、悪いなりにも1オーバーで回れたのは、よく頑張ったな、という感じ。難しいホールが難しくなっている。そういうところで(全体的に)スコアが出ていないのかな、と。こうした難しいコンディションは(決勝ラウンドでも)続くと思うので、それに対応できるようにしたいと思う」
 松山が言っていたとおり、3日目は風の強さがさらに増して、グリーンも乾いて、一段と厳しいコンディションとなった。結果、全体的にスコアを落とす状況となったが、松山はそれ以上に大きく崩れた。4つのバーディーを奪うも、8ボギー、2ダブルボギーの「80」。通算6オーバー、順位は53位タイまで急降下した。

 とくに悔やまれるのは、出だしの3ホール。2m前後のパットを続けて外して、3連続ボギーでの発進となったのは痛かった。
「ショット、パットともにうまくいかなかった。最初からうまくかみ合わなくて、1番も……、2番も、3番も全部、そんなに長いパーパットじゃないのに決め切れなくて。6番もそう。そこから、思うようにスコアにつなげられなくて、最後のほうはちょっと気持ちが切れてしまった、という感じはありますね。
 ドライバーに関しては、少しよくなってきたかなと思ったんですけど、アイアンが……。最終ホールのセカンドもそうだけど、突拍子もない大きなミスショットが出ている。ちょっとしたことだと思うんですけど、そこがなかなかつかみきれていない」
 最終日も、松山は揮わなかった。風は弱まったものの、ショットが不調のままで、1バーディー、6ボギーの「77」。通算11オーバー、56位タイで大会を終えた。
「(自らの出来は)ゼロ。パー以下ですね。評価に値するゴルフをしていない。(ラウンド中の苦笑いは)あまりにも(ボールが)当たらなさすぎて、『どうしようもないなぁ』と。もう、どうにもできない感じだったので……(苦笑)。
(ショットの不調については)やっぱり(感覚的に)ズレているものがある。ほんのちょっとのことだと思うんですけど……。でもそれで、こんなに崩れるのはよくない。
 ただ、小手先で合せていないから、ここまで曲がっている、(ボールが)当たらなくなっていると思うので、プラスに考えれば、よくなりつつあるなかでの悪い状況だと思う。そういうふうに捉えるしかもう……気持ちがもたないです(苦笑)。

 まあ、たぶんそうだと思うので、ちょっとしたアドレスとか、スイング(の違い)で、よくなる可能性はある。それに期待しながら、練習したいな、と思う。来週(のプレーヤーズ選手権)、そしてマスターズも近いので、それに向けていいゴルフができるよう、(好調への)きっかけが見つかるようにがんばっていきたい」
 最後は「コースが変われば変わると思う。そう言い聞かせています」と言って、コースをあとにした松山。結局、今回の不調、スイングの微妙なズレは、大会前の風邪に原因があったのかもしれない。
 とすれば、松山が言うとおり、ちょっとしたことで復調できるはず。次週、「第5のメジャー」と言われるプレーヤーズ選手権(3月12日〜15日/フロリダ州)、さらには今季のメジャー第1弾、マスターズ(4月9日〜12日/ジョージア州)での奮起に期待したい。

Sportiva

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