【FC東京vs広島プレビュー】新体制のホーム初陣に臨むFC東京…3戦連続ドローの広島は待望の初白星なるか

2022年3月12日(土)2時28分 サッカーキング

[写真]=金田慎平、J.LEAGUE

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■FC東京



【プラス材料】
 アルベル・プッチ・オルトネダ監督を迎え、新たなスタイルにチャレンジする今季。新型コロナウイルスによる活動停止を経てようやく前節、初勝利をつかんだ。

 そのセレッソ大阪戦では61分にMF青木拓矢が退場。10人で戦う時間が長かったものの、無失点に抑えている。また、ここまで複数失点を喫した試合はなく、好調のGKヤクブ・スウォビィクを中心に守備は強固だ。

 今節のスタメンは流動的だが、ダブルボランチで臨む可能性もある。多くのメンバーを競争させ、システム変更も柔軟な監督の起用策に注目したい。

【マイナス材料】
 公式戦3試合を戦い、得点はC大阪戦でMF紺野和也が挙げた1ゴールのみ。ゲームを支配し、チャンスを作りながらも取りきれない場面が続いている。また、90分間の中で好不調の波があることも確か。

 アルベル監督は「チームの完成度は20パーセントほど」とたじろぐことなく、着実に積み上げていくことの大事さを強調する。ただ、現時点では決定力不足と指摘されても仕方がないだろう。特に相手に守備を固められた時の打開策という点で課題が残る。

文:totoONE編集部

■サンフレッチェ広島



【プラス材料】
 前節の前半はヴィッセル神戸のパスワークの前にプレスがかからず苦労したが、後半から少しずつ盛り返した。特にMF柴﨑晃誠とFW満田誠の投入後は神戸を圧倒。MF野津田岳人のFKにDF佐々木翔が合わせて同点に追いついた後も主導権を握り続け、ボール支配率は51.8パーセントを記録。今季、ポゼッションで神戸を上回った最初のチームとなった。

 ハーフタイムに的確な指示を出してチームを修正したミヒャエル・スキッべ監督の手腕もさすが。いよいよ合流を果たした新監督の存在がチームを活性化させている。

【マイナス材料】
 内容は決して悪くないが、リーグ戦ではいまだ勝利なし。得点も3試合で2得点とやや物足りない。また、2試合連続で前半に先制点を奪われるなど、立ち上がりの悪さも気になる。

 勢いに乗るためにも、FWジュニオール・サントスやFW永井龍、FW鮎川峻ら最前線の選手たちに結果が欲しいところだ。最も攻守のバランスがいいFWはFWドウグラス・ヴィエイラだが、先週水曜日のJリーグYBCルヴァンカップで脳振とうの疑いにより交代。彼の状態がどこまで戻っているか。

文:紫熊倶楽部 中野和也

サッカーキング

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