なぜ2023年と24年はMLBのトレードデッドラインが7月31日ではなかったのか? 平日設定の理由は
2025年3月12日(水)10時12分 スポーツニッポン
なぜ2023年は8月1日、24年は7月30日と、トレードデッドラインが通常の7月31日ではなかったのか。その理由を米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が11日付で説明している。
従来、MLBのトレード期限は7月31日と決まっていたが、現在の労使協定(CBA)の下では7月28日から8月3日の間でコミッショナーが日程を決定できることになった。柔軟性を持たせる理由の1つが、「試合中のトレード」による混乱を避けるためだ。
もし期限が週末に設定されると、試合が行われている最中に選手がトレードされ、「ハグ・ウォッチ(移籍決定後にチームメイトと別れを惜しむシーン)」が発生する可能性が高くなる。ドラマチックな光景ではあるが、試合に支障もきたす。そのため、MLBは試合数が少ない平日にトレード期限を設定できるようにした。
23年も24年もトレードデッドラインは火曜日だった。今年、2025年のトレード期限は7月31日の午後6時(米東部時間)。その日は木曜日で、MLB全体で3試合しか予定されていない。