帰化完了の元鹿島セルジーニョが中国代表に招集。W杯出場の可能性も?

2025年3月13日(木)6時49分 FOOTBALL TRIBE

セルジーニョ 写真:Getty Images

 ブラジル出身で元鹿島アントラーズ所属選手のMFセルジーニョ(中国1部・北京国安)は先日、中国への帰化が正式決定。3月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合に臨む中国代表へ招集されたという。


 『捜狐』など中国複数メディアが3月12日に伝えたところによると、7日までに帰化手続きがすべて完了したセルジーニョは、12日午前に北京国安のチームから離脱。中国代表のトレーニングキャンプ地であるドバイに向かっていることから、同国代表のメンバー入りは確実だという。


 2025年1月に「中国での居住期間が5年以上」という帰化の条件を満たしたセルジーニョが、中国代表に招集される可能性を巡っては、『捜狐』が2月1日に「彼はブラジルとイタリアの国籍を有している。イタリア国籍を離脱手続きの際に問題を抱えた」と報道。3月のW杯アジア最終予選までに間に合わない可能性を伝えていた。


 しかし、『網易』が2月17日に帰化手続きの完了を報じ、「中国代表監督はセルジーニョの能力を高く評価している。彼が中盤で重要な役割を果たすと確信している」などと同国代表でレギュラー定着の可能性もあわせて伝えると、『捜狐』も3月7日になって「セルジーニョは正式に帰化国民になった」と報じている。


 なお中国は最終予選6試合を終えて2勝4敗。グループCで最下位も、W杯本大会ストレートイン圏内の2位オーストラリアから勝ち点1差。日本代表がW杯出場へ王手をかけるなか、インドネシア、サウジアラビア、バーレーン、オーストラリアと熾烈なW杯出場枠争いを繰り広げている。3月に行われる2試合(対サウジアラビア、オーストラリア)の結果や、セルジーニョのパフォーマンス次第では、元鹿島MFがW杯本大会のピッチに立つ可能性も考えられる。

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