リーガ、新型コロナによるクラブの損失は最大で約800億円か…関連産業への懸念も

2020年3月13日(金)11時8分 サッカーキング

直近2節の延期を発表したリーガ [写真]=Getty Images

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 リーガ・エスパニョーラは12日、新型コロナウイルスの影響により、第28節と第29節の全試合の延期を発表した。今後の動向次第ではリーグの続行も危ぶまれるが、シーズン中止となれば各クラブは経済的に大打撃を受けることになるようだ。12日、スペイン紙『アス』が報じた。

 専門家の試算によると、リーグが再開できずにこのままシーズンが終了した場合、1部と2部の全42クラブで合計6億7880万ユーロ(約794億円)の損失が生じ得るようだ。その内訳は、放映権料が5億4900万ユーロ(約642億円)、シーズンチケットが8800万ユーロ(約103億円)、一般の入場料が4140万ユーロ(約48億円)となっている。

 1部リーグの放映権料については当初、総額16億6400万ユーロ(約1947億円)の契約が結ばれていた。しかし、試合が開催されなければ、その分は支払われないことになるようだ。2部も同様に、当初の総額1億1700万ユーロ(約137億円)から試合が開催されなかった分の額が引かれることになる。

 加えて、バーやホテル、交通機関などサッカーに関連する産業も大打撃を受けることが想定されている。スペインのサッカービジネスは国のGDP(国内総生産)の1.37%を担っており、一刻も早い事態の収束が望まれるところだ。

サッカーキング

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