リーガ、新型コロナによるクラブの損失は最大で約800億円か…関連産業への懸念も
2020年3月13日(金)11時8分 サッカーキング
専門家の試算によると、リーグが再開できずにこのままシーズンが終了した場合、1部と2部の全42クラブで合計6億7880万ユーロ(約794億円)の損失が生じ得るようだ。その内訳は、放映権料が5億4900万ユーロ(約642億円)、シーズンチケットが8800万ユーロ(約103億円)、一般の入場料が4140万ユーロ(約48億円)となっている。
1部リーグの放映権料については当初、総額16億6400万ユーロ(約1947億円)の契約が結ばれていた。しかし、試合が開催されなければ、その分は支払われないことになるようだ。2部も同様に、当初の総額1億1700万ユーロ(約137億円)から試合が開催されなかった分の額が引かれることになる。
加えて、バーやホテル、交通機関などサッカーに関連する産業も大打撃を受けることが想定されている。スペインのサッカービジネスは国のGDP(国内総生産)の1.37%を担っており、一刻も早い事態の収束が望まれるところだ。