Apple TV+がハミルトンの新作ドキュメンタリーの権利を獲得。サーキット内外で密着する長編を製作中

2022年3月14日(月)6時30分 AUTOSPORT web

 Apple TV+が、メルセデスのルイス・ハミルトンに関する新しい長編ドキュメンタリーの権利を獲得した。現在、作品の制作が進められている。


 ハミルトン自身がプロデューサーを務め、ペニ・ソウ、『Drive to Survive(栄光のグランプリ)』の制作会社ボックス・トゥ・ボックス・フィルムズ、ワン・コミュニティがアソシエイトプロデューサーに名を連ねた同作品では、7度の世界チャンピオンであるハミルトンにコースの内外で密着する撮影クルーが、過去に例を見ないほどさまざまな場所へ立ち入る権限を与えられているという。


 本作のタイトルは未定だが、イギリスのドキュメンタリー映像作家であるマット・ケイが監督し、「オールスターが勢ぞろいのインタビュー」も含まれるようだ。HBOのリチャード・プレップラー前CEOが、スコット・バドニックとともにエグゼクティブプロデューサーを務める。


 Apple TV+は声明のなかで、「ハミルトンはその職業を通じて、社会的、文化的に先導的役割を果たし、F1の姿を地球的規模で変貌させた」と述べた。


「労働者階級の家庭に生まれたルイスは、あらゆる不利な状況を自らの才能で乗り越えて成功をつかみ、10年以上にわたってF1のトップレベルに君臨している」


「現在、ハミルトンはF1でただひとりの黒人ドライバーであり、彼はその違いを受け入れている。そしてキャリアの頂点にまで上り詰めたことで、将来の世代にポジティブな変化を起こすべく自らの立場を強力に利用することにした」


 ハミルトンはまた、Apple Studiosの制作でブラッド・ピットが主役を演じる、ハリウッドの大作F1映画にも関わっていると報じられた。エンターテインメント情報サイト『Deadline』によれば、この映画でブラッド・ピットは“若手ドライバーを指導するために自身の引退を撤回し、彼のチームメイトとして最後にもう一度栄光をつかもうとするレーサー”の役を演じる。『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督とパラマウント映画の脚本家であるアーレン・クルーガーがスタッフに加わる本ブロックバスター作品を率いるのは、『トップガン』や『デイズ・オブ・サンダー』などで有名なプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーだ。

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