特徴は1、6番にあり!? 「ベストメンバー」に見るラミレスDeNAのスタイル

3月14日(月)9時20分 フルカウント

「現時点のベストメンバー」を発表したラミレス監督、その特徴は?

 プロ野球の開幕が25日に迫り、各チームのオーダーも徐々に固まってきた。レギュラー争いは最終局面に突入しつつあるが、DeNAのアレックス・ラミレス監督は今月8日に「現時点のベストメンバー」を発表するという斬新な方法を取った。

 指揮官はイベントに出席し、当日時点でのベストメンバーを選出。選ばれた選手も登壇し、集まった多くのファンを沸かせたのだ。

 指揮官が選んだオーダーは抑えも含め、以下の通りだった。

1(三)白崎
2(中)荒波
3(一)ロペス
4(左)筒香
5(右)ロマック
6(遊)倉本
7(二)飛雄馬
8(捕)戸柱
9(投)山口
※抑え 山崎康

 昨季最下位からの浮上を狙うラミレス・ベイスターズ。このメンバーで新指揮官の改革の象徴となり、優勝を目指す上でキーマンとなるのが「1番」と「6番」だろう。

1番にパンチ力のある白崎を選んだ理由は?

 1番には4年目の白崎を選んでいる。12年ドラフト1位で入団した内野手は、持ち前のパンチ力を武器にして、駒大時代は主軸を打つ機会が多かった。昨季は出場81試合ながら、6本塁打をマーク。そんな25歳をリードオフマンに抜擢するとなれば、いわゆる俊足好打の一般的な1番像とは異なる。

 ラミレス監督は「ストレートに対応できて、出塁できる。ホームランを打つことのできるパワーを望んでいる」と1番打者の理想像を説明し、白崎を起用する意図を明かした。

 相手にとっては、立ち上がりから神経を使うことになるだろう。初回先頭から一発を秘めた打者と対峙する。実際、発表前に行われた8日の中日とのオープン戦でも先頭打者アーチを放ち、流れを一気に呼び込んでいた。「攻撃的1番打者」は、相手投手に嫌がられる存在になる。

 そして、6番には倉本を選んだ。チームによってはクリーンアップが塁上に残っている場合、それを本塁に返すクラッチヒッターを起用することも多いが、倉本はこれまで下位打線で起用されることが多く、どちらかといえばつなぎの打撃スタイルだった。ここも一般的な6番像とは違うかもしれない。

6番に倉本を起用できるのは、計算できる2〜5番の存在があってこそ

 ラミレス監督は「打点を挙げることももちろんだが、バントができて7、8番で得点できる状況を作ることを望んでいる」と説明した。

 7番に置く飛雄馬の存在が大きい。今季好調で得点圏に強い24歳が後ろに控え、クリーンアップに次ぐ得点パターンの確立を狙っている。いわゆる「第二の2番打者」としての働きを倉本に求めている。

 ともに特徴的な攻撃的1番とつなぎの6番。それを意図できるのも、計算できる2〜5番の存在があってこそだろう。「2番・センター」に左脇腹痛から復帰を目指している梶谷が戻れば、3番・ロペス、4番・筒香と切れ目のない流れができる。オープン戦2本塁打を放っている5番・ロマックはひと振りで仕留める力を持つ。

 ラミレス監督は8日のイベントで「選ぶのは大変な作業だったが、ここまで平等に機会を与えて結果を残した選手を選んだ」と話した。熟慮の末に選んだべストメンバーが狙い通りに機能すれば、今季のセ・リーグの台風の目となるはずだ。

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