【高校野球】敗戦を力に変えられるか 1回戦屈指のカードの観戦ポイントは?

3月14日(月)17時47分 フルカウント

敦賀気比と対戦する青森山田、兜森監督「選手たちも目標としていた」

 1度負けた相手とはもうやりたくないのか、それとも、すぐにでも対戦したいのか。第88回選抜高校野球に出場する青森山田(青森)の1回戦の相手は敦賀気比(福井)に決まった。昨年の選抜優勝高校であるだけでなく、昨年秋の神宮大会準決勝で敗れた相手。兜森崇朗監督は「秋に完敗している相手ですから。選手たちも目標としていた。うれしいなと思っています」と話せば、主将の内山昻思外野手も「敦賀気比を倒そうと思って、冬の練習もやってきた。リベンジしたい」と意気込んでいる。

 青森山田は昨秋、東北大会を制し、神宮大会では愛知・東邦を破ってベスト4に進出。敦賀気比との対戦では5-8で惜しくも敗れた。

 兜森監督は「神宮での対戦で1〜9番までとにかく切れ目がない。上位打線を特にどうやってウチの投手陣が抑えるかがカギになる」と話し、戦い方のシミュレーションを始めた。いかに最少失点で切り抜け、チャンスを生かすか。負けから見えてくるものは大きい。

 登場するのは1回戦最後のカード、大会6日目(25日)である。どの高校もできるだけ大阪入りから間の空いてしまう6日目は避けたいが、同校は最終日を望んでいたという。

「(雪の影響で)グラウンドではやっていなかったことがたくさんある。やらなくてはいけない課題、問題点を払拭できる時間がある」と同監督。これは相手どうこうというよりも、自分たちのやるべき野球をすれば勝算があるという自信の裏返しだろう。

13年前の出場と同じ対戦となった秀岳館

 また、前回出場の記憶を呼び起こすチームもある。13年ぶりに出場する熊本の秀岳館高校だ。

 九州王者として優勝候補の一角に挙げられている。松下電器(現パナソニック)の監督や高校野球中継の解説などでも知られている鍛冶舎巧氏が監督に就任し、初めての甲子園での采配となる。同氏は大阪の強豪ボーイズチーム・枚方ボーイズの元監督でもあり、当時、全国制覇したメンバーが同校に集まっていることも注目されている。

 1回戦の相手は埼玉・花咲徳栄高校。13年前、2003年の初出場の時の相手も同じだった。当時とメンバーは違うが、野球部にとってみてはこちらもリベンジだ。

 2003年の1回戦では秀岳館は上農洋輔投手、花咲徳栄は現在チームの投手コーチではる福本真史投手との投げ合い。上農が145球、福本が184球の熱投だった。秀岳館は2点を先取したが、7回に同点に追いつかれた。8回に勝ち越すも、すぐに追いつかれ、試合は延長戦へ。13回1アウト二塁で上農が力尽き、サヨナラ負けを喫している。今回実現した花咲徳栄との再戦は、スタンドで応援するOBも熱が入るだろう。

 20日から開幕する選抜大会。このような見方で試合を観戦するのも1つの楽しみかもしれない。

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