【米国はこう見ている】クロマティ、ローズ、バレも…米メディアの特集に登場した“優良助っ人”は?

3月14日(月)13時44分 フルカウント

懐かしの助っ人も続々登場、米メディアが「海外で成功したMLB選手」特集

 これまで日本球界には多くの外国人選手が「助っ人」としてやってきた。MLBで実績を期待を裏切る“大物”もいるが、予想を上回る成績を残す選手も多い。ESPNは「海外で成功を掴んだMLB選手たち」とのタイトルで特集を組んだ。

 記事では、レッドソックスやロイヤルズで世界一に輝いたジョニー・ゴームズ外野手が、今季から楽天でプレーすることを紹介。また、ブルージェイズで川崎宗則内野手と、ヤンキースでは田中将大とチームメートだったエスミル・ロジャース投手が、昨季途中から韓国のハンファに所属していることにも触れている。

 さらに、阪神に6年間在籍し、7年ぶりに米球界に復帰したマット・マートン外野手がカブスとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加していることにも言及。ESPNでは、マートンについての特集記事を組んだばかりで、来日1年目の2010年に日本記録(当時)のシーズン214安打をマークするなど大きな成功を収めた好打者が、日本では「エリート外国人だった」と伝えていた。

 特集では、日本などで成功を収めた懐かしの選手を寸評付きで紹介。そのキャリアを振り返っている。

 NPBでプレーした選手では、まずはフリオ・フランコ内野手を紹介。95、98年にロッテに所属した強打者は、2シーズンで通算258試合出場、286安打、打率.298の成績を残した。

 寸評では「1982年にMLBデビューを果たすと、日本、韓国、メキシコでのプレーを挟み、MLBへ復帰。2007年(49歳)まで現役を続けた」と言及。昨季、BCリーグ石川に選手権監督として入団し、話題を呼んだが、今季からは韓国ロッテの2軍打撃コーチに就任した。

元阪神フォードは今年のウィンターリーグで活躍

 2008年に阪神でプレーしたルー・フォード外野手は、最近の活躍が取り上げられている。

「2005年のツインズ在籍時にアメリカン・リーグの週間MVPにも名を連ねたフォードは2007年末に阪神に加入。その後、メキシコやマイナーを転々としていたフォードだが、カリブ圏で活躍の場を見出した。2016年にドミニカで行われたウィンター・リーグのチャンピオンシップ・シリーズでMVPに輝いている」

 阪神では47試合出場で打率.225と低調に終わり、その後も目立ったキャリアはなかったが、39歳にしてウィンターリーグで輝きを見せたという。

 そして、おなじみの選手たちも続々と登場する。まずは、元巨人のウォーレン・クロマティ。寸評では「アメリカ、カナダ、日本でプレーをした数少ない選手。巨人で1984年から1990年までプレーすると、その『バンザイ!』パフォーマンスなどでファンに愛される存在となった。巨人退団後はロイヤルズで左の代打としてプレーした」と紹介している。

 懐かしい名前では、阪神で1年だけプレーしたセシル・フィルダーもいる。メジャーで目立った実績はなかったが、89年に来日して打率3割2厘、38本塁打、81打点と活躍。1シーズンのみで帰国すると、タイガースで圧巻の活躍を見せて、メジャーでもスター選手の仲間入りを果たした。

 寸評でも「日本でのプレーは1年のみであったが、38本塁打を放つなどインパクトを残した。それまではブルージェイズで苦しんでいたフィルダーだが、日本でのプレーの翌年、タイガースへ入団。その際の年俸125万ドルはブルージェイズ時代の10倍の金額であった。タイガース1年目から2年連続でアメリカン・リーグ本塁打王に輝いた」と、そのキャリアについて説明している。

 日本で新記録を目指してしのぎを削った2人の名前も挙がっている。近鉄、巨人などで活躍したタフィー・ローズ外野手、そして、西武、オリックスなどで活躍したアレックス・カブレラ内野手だ。ローズは2001年、カブレラは2002年に王貞治氏が保持していた日本記録(当時)に並ぶシーズン55本塁打をマークした。

日本でホームラン量産のローズ、カブレラ、バレンティン

 寸評では、ローズについて「MLBではわずか通算13本塁打のみであったが、日本での11年間で474本塁打(実際は13シーズンで464本塁打)を放った。さらに2001年には王貞治のシーズン最多本塁打記録(当時)に並ぶ55本塁打を記録。11年間日本でプレーし、日本人選手扱いの登録となった」と言及。

 さらに、カブレラについても「西武へ移籍するとすぐさまインパクト抜群の活躍をみせ、2002年には王貞治のシーズン最多本塁打記録(当時)に並ぶ55本塁打を記録した。日本での12シーズンで357本塁打を放った」と、日本での特筆すべきキャリアについて記している。

 この2人が果たせなかった“王超え”を果たしたのが、ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手だった。2013年のシーズン60本塁打は記憶に新しい。

「キュラソー出身のバレンティンはレッズとマリナーズを経てヤクルトへ入団。3年連続の本塁打王に輝き、2013年には新記録となるシーズン60本塁打を放った。過去2年は怪我に苦しめられているが、今季は日本6年目を迎える」

 特集では、このように言及。バレンティンは今季、復活へ向けて並々ならぬ決意を見せており、キャンプでも精力的にバットを振っていた。12日に脇腹を痛めてオープン戦を欠場したが、軽症と見られており、今季は活躍が期待される。

 この他にも、2013年に台湾でプレーしたメジャー通算555本塁打の強打者マニー・ラミレス外野手、メジャーでクローザーとして確かな実績を残りながら、1990年のダイエー在籍時は2勝3敗8セーブ、防御率4.40と期待外れの成績に終わったリッチ・ゴセージ投手の名前も登場している。

 メジャーでの実績は、日本での活躍につながるとは限らない。今季もゴームズだけでなく、多くの外国人選手がNPBでの活躍を目指して来日したが、“当たり”となる新助っ人は出てくるだろうか。

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