【MLB】イチローは米スポーツ史に名を刻む存在 古巣に復帰した英雄10傑に選出

3月14日(水)11時8分 フルカウント

米メディア選出「スポーツ界の最高の復帰」10傑にイチロー

 マリナーズのイチロー外野手は6年ぶりの復帰を果たした。これを受け、米メディアはキャリアをスタートさせた古巣に復帰したアメリカのスーパースター10傑を特集。バスケットボールNBAのマジック・ジョンソン、レブロン・ジェームズら世界的なカリスマとともに背番号51が選出されている。 

 ついにセーフコ・フィールドにマリナーズの選手として戻ってくるイチロー。その“凱旋劇”は米スポーツ史上に残るものだと地元メディアは認定している。「イチロー・スズキとスポーツ界におけるオリジナルチームへの最高の復帰」と特集したのは米テレビ局「NESN」電子版だ。 

 スポーツにおいてホームに代わる場所はない——。特集では、元ヤンキースのデレク・ジーター内野手や元NBAロサンゼルス・レイカーズのガード、コービー・ブライアントのように特定の球団一筋でキャリアを終える選手はどの競技においても希少な存在となっている現状を説明。だが、スーパースターが第一歩を踏み出したチームを去った後、復帰を飾る物語もまた美しいと伝えている。 

「シアトル・マリナーズの偉大なるイチロー・スズキの復帰は、放蕩息子が数年ぶりに街へ戻ってきたときの特別さを思い出させてくれる」 

 記事ではこう伝え、「スポーツ界における最高の復帰10傑」を紹介している。アメリカンスポーツのキラ星のレジェンドか並ぶ豪華な特集の筆頭で登場しているのが、今季から“故郷”に帰る「Ichiro Suzuki」だ。 

 さらに、「イチローはマリナーズでの12年間で最大級のファンを育てた。彼はマリナーズ歴代安打記録のリーダーで、2001年にはリーグMVPと新人王を受賞した」と紹介。フレッド・リンとともにMLB史上2人しか成し遂げていないMVP&新人王の同時受賞という偉業にスポットライトを当てている。 

 2人目はNBAマイアミ・ヒートの英雄、ドウェイン・ウェイドが選出された。03年から16年までNBAファイナル優勝3回という栄光をもたらしたウェイドは、オールスター出場12回を誇るスター。シカゴ・ブルズ、クリーブランド・キャバリアーズを経て、今季途中にトレードでヒートに復帰。記事では「マイアミは再びウェイドの国になった」と評している。 

 ドジャースのオーナーでNBAロサンゼルス・レイカーズの伝説的ガード、マジック・ジョンソン氏は3番目で登場。ジョンソン氏は79年から91年まで活躍したが、HIVウイルスに感染したことを公表。3年間の闘病の末に95年シーズンに現役復帰した。そして、17年からはチームの強化責任者として2度目の復帰を果たしている。 

イチローが敬愛するグリフィーも選出

 4人目はバスケット界の「キング」こと、キャバリアーズのレブロン・ジェームス。地元クリーブランドで育った天才は03年にデビューしてから10年まで過ごした古巣を去り、ヒートに移籍。14年シーズンに復帰していた。特集では「キングの凱旋はクリーブランドの街を再び活性化させ、2016年にキャバリアーズ史上初のNBAタイトルをついにもたらしたのだ」と紹介している。 

 元NFLオークランド・レイダースの名コーナーバック、チャールズ・ウッドソンは5人目で登場。名門ミシガン大でディフェンスの選手史上初となる「ハインズマン・トロフィー」を受賞したスーパースターは98年から05年までレイダースでエースキラーとして活躍したが、グリーンベイ・パッカーズに移籍。11年にスーパーボウル優勝に貢献後、2013年にレイダースに復帰していた。 

 6人目はイチローも敬愛するマリナーズの英雄、ケン・グリフィー・ジュニア元外野手。89年にメジャーデビューしてから99年までマリナーズで活躍。09年シーズンにシアトル復帰を果たした。メジャー通算630本塁打は史上6位で、有資格1年目で史上最高の99.3%の得票率で米国野球殿堂入りを果たしている。 

 7人目では、NBAフィラデルフィア・76ersのアレン・アイバーソンが選出。01年にMVPに選出された小さなスーパースターは96年から06年シーズン途中まで活躍。そして、3チームを経て、09年に古巣復帰。記事では「シクサーズのファンに大きな喜びをもたらした」と古巣の歓迎ぶりを振り返っている。8人目は元NBAダラス・マーベリックスのジェイソン・キッド。新人王に選出された94年から97年まで活躍後、08年に復帰したプレーメーカーは11年に優勝に貢献している。 

 9人目は元ヤンキースのアンディ・ペティット投手が選ばれた。ジーター氏らと「コア4」と呼ばれた生え抜きカルテットの一角は、95年から03年までヤンキースで活躍。そして、アストロズを経て、07年に復帰。11年に一度引退しながらも復帰し、メジャー通算256勝153敗という成績をマークした。そして、最後に登場したのはNFL元ミネソタ・バイキングスのワイドレシーバー、ランディ・モス。98年から04年まで活躍したが、一度チームを去り、10年シーズンに復帰。特集では「波乱万丈の殿堂入りのキャリア」と振り返っている。 

 英雄10傑の中、アメリカ人以外の選出はイチローが唯一。MLBから選ばれたのはイチロー、グリフィー、ペティットのわずか3人となっている。ジェームス、マジックら偉人と並んだイチローは、アメリカのスポーツ史にその名を刻む存在といえそうだ。 (Full-Count編集部)

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