毒蝮三太夫 ゲートボールは「カーリングみたいで面白い」

3月14日(水)7時0分 NEWSポストセブン

ゲートボールでも毒舌は止まらない

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 国内競技人口が最盛期の約600万人から約100万人になるなど愛好者が減りつつあるというゲートボールだが、その面白さはどこにあるのだろうか。俳優の毒蝮三太夫(81歳)が高齢者を代表してゲームに飛び入り参加。身をもって体験した30分1ゲームで見えてきたゲートボールの奥深さとは──?


「どうも木村拓哉です!!」と登場したマムシさん。まずは主将からルール説明を受ける。


「1チーム5人で戦います。ゲートを順番にくぐらせて、最後にゴールポールに当てれば『あがり』。試合時間は30分です」


「OK。そういやゲートボールは“意地悪ゲーム”って言われてるんだろ?」とマムシさん。主将は「そういう時期もありましたね」と少し複雑な表情。


 試合開始。マムシさんは至近距離のゲートをくぐらせるだけで悪戦苦闘している。なんとか第1ゲートをくぐらせると、マダムから「ナイス!!」と声がかかった。マムシさんもまんざらでもなさそう。しかし合間に「これ賭けちゃいけないの?」と無茶を言い始め、年上のチームメイトから「主将に怒られますよ」とたしなめられた。


 かつてゲートボールのテレビ番組があったことに触れ、「年寄りばっかり映しても絵にならないからな。スポンサーも葬儀屋ぐらいしかつかないだろ」とマムシ節に拍車がかかる。


 ふと隣の男性に「足で球を踏んで打ってるのは何なの?」と質問。徐々にプレイへの興味が湧いてきたようだ。自分の球を打った反動で敵の球を弾き出す「スパーク打撃」だと知ると次の打順で実践。「俺も結構上手いじゃねえか」と自画自賛のマムシさん。


 マムシさんが一番深く頷いたのは主将の「ゲートボールは勝負そのものより心技体を鍛えるのが目的。今は若者のプレイヤーも増えていますよ」という言葉。


「若い人を入れるのはいいね。ジジイ・ババア連中はすぐ佃煮みてえに固まりたがるから。そもそも、ゲートボールが年寄りのスポーツっていうイメージが付いたのはマスコミのせいなんだよ」と矛先は取材班にも。


 マムシさんがゴールポールに打ち当てたところでタイムアップ。短い時間だったが、プレイを通して何を感じたのだろうか。


「人のプレイを待ってる間は、もっと和気藹々と喋った方がいいんじゃない? 楽しそうにやってりゃ、若者も寄ってくるんだから。でも、カーリングみたいで意外と面白いじゃねえか。簡単そうだけど奥が深い。がんばって後世に残してちょうだいよ」


●どくまむし・さんだゆう/1936年、東京生まれ。『ウルトラマン』のアラシ隊員としても有名。1969年よりはじまったTBSラジオ「ミュージックプレゼント」は49年目に突入。


■取材・文/石原たきび


※週刊ポスト2018年3月16日号

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