プロスト、目標は掲げないとしながらもルノーF1表彰台獲得の可能性を否定せず

2018年3月15日(木)14時9分 AUTOSPORT web

 アラン・プロストは、自身がアドバイザーを務めるルノーF1について、今年は何よりもまずチーム力強化に取り組み、願わくば将来それを成果につなげたいと語った。


 2015年の終わりにロータスを買収し、2016年にグランプリレース復帰を果たしたルノーは、今季復帰後の3シーズン目に臨む。


 現在もその基盤強化は続けているものの、昨シーズンのルノーは素晴らしい前進を果たしている。プレシーズンテストの結果を見る限りでは、2018年もパフォーマンスの向上は続きそうだ。


 プロストは、F1デモ走行が行われたニースでNice-Matin紙の取材に対し「2018年の我々は進歩し、そして徐々に実力を上げていく」と述べ、以下のように続けた。


「理論的には上位3チームが優勢を保つだろう。彼らに追いつくことは難しい。しかし我々は今シーズン中盤までに新たなパーツの投入を予定しており、表彰台に立つ可能性もないとは言いきれない」


 メルセデス、フェラーリ、レッドブル以外のチームが、このトップ3に追い付くことは実際難しいだろうが、ルノーは後続組をリードする好位置にいる。とはいえ、ルノーが実力で完全な勝利を掴み取れる時期を予測するのは無駄な試みだと、プロストは主張する。


「特定の目標を掲げることは無意味だと思う。なぜならモーターレースにおいて、物事はそのようには動かないからだ」とプロスト。


「ルノーは構造改革を続けている。新しいスタッフが多く入っているし、エンストンのファクトリーでも改善が進んでいる。じきにビリーの方も同じようになるだろう」


「我々の努力がいつ実を結ぶのか。明日か明後日か。それを言うのは時期尚早だ。まずは今年、どのような進歩を遂げられるのかを見極めようと思う」


 今シーズンのドライバーズタイトル争いを展望して、プロストは自身の持つ4回という記録がおそらくルイス・ハミルトンセバスチャン・ベッテルのいずれかに破られるだろうと見ている。


「ウインターテストから判断するに、ほんの少しではあるがルイスが優位にいると思う」


「だがシーズンは長い。21レースもあるのだから! どんなことでも起こり得るし、サプライズもあるかもしれない。私の見たところ、レッドブルも非常に競争力が高いと思うね」


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