【J1リーグ2023】第4節で躍動!絶対に外せない選手TOP6

2023年3月15日(水)14時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

3月11日、12日に開催された2023明治安田生命J1リーグ第4節。全9試合中、引き分けが1試合のみと決着が付く試合が多い一方で、5試合は1点差決着とわずかな差が勝敗を分けることとなった。


ここではJ1第4節の全9試合のなかから、アンタッチャブルプレーヤー(絶対に外せない選手)を6人選出し、ランキング形式で紹介する。




サガン鳥栖 MF本田風智 写真:Getty Images

6位:本田風智(サガン鳥栖)


今第4節、サガン鳥栖はセレッソ大阪相手に1-2で、試合には敗れた。しかしMF本田風智の存在感は絶大だった。2点を先行され苦しい展開となっても本田はむしろ運動量を上げ、勝利への意欲を示していくそれが報われ、後半41分には反撃の狼煙となる1点を正確なシュートで射貫いてみせた。退場で数的不利となったアディショナルタイムにも、オフサイドにはなったもののもう少しでというスルーパスを供給している。


鳥栖は現在15位と、やや流れに乗り切れない時期が続いている。21歳とは思えないスケールの大きなプレーを見せる本田は、まさにチームの「絶対に外せない選手」だ。




アビスパ福岡 DF奈良竜樹 写真:Getty Images

5位:奈良竜樹(アビスパ福岡)


開幕戦から第3節まですべての試合で得点を奪っていた鹿島アントラーズを相手に、第4節で0-0と無失点に抑えたアビスパ福岡。11人すべての守備意識が高いことが福岡の特徴だが、それを後方から支えるのが今季キャプテンを務め、3バックの中央に陣取るDF奈良竜樹だ。


鹿島戦では押し込まれる時間も少なくなかったが、奈良は古巣相手に獅子奮迅の活躍。空中戦での安定感はもちろん、身体を何度も投げ出しシュートをブロックした。なかでも後半アディショナルタイム、鹿島MF土居聖真のシュートに頭を投げ出し、わずかにコースを変えた場面はまさに真骨頂。奈良がいなければ、福岡が勝ち点1を持ち帰ることはできなかったかもしれない。




北海道コンサドーレ札幌 MF小柏剛 写真:Getty Images

4位:小柏剛(北海道コンサドーレ札幌)


昨2022シーズンの王者、横浜F・マリノスを相手に、第4節2-0で快勝した北海道コンサドーレ札幌。この試合にシャドーの位置でスタメン出場したMF小柏剛は、今季初得点を挙げるとともに金星の主役となった。


前半8分、MF金子拓郎のクロスに対して左足で面を作って合わせ、先制点を奪取。前半40分にはカウンターから右サイドで抜け出すと、中央で待っていたMF浅野雄也へ完璧なパス。前半アディショナルタイムにも、自陣からのフリーキックに抜け出し惜しいシュートを放った。記録上は1得点のみだが、小柏はチームを勢いに乗せる勝利になくてはならない存在だった。


浦和レッズ DFマリウス・ホイブラーテン 写真:Getty Images

3位:マリウス・ホイブラーテン(浦和レッズ)


開幕から3連勝と波に乗っていたヴィッセル神戸を相手に、第4節1-0で勝利した浦和レッズ。なかでも神戸攻撃陣は好調だったが、その前に立ちふさがったのがこのノルウェー人センターバック、DFマリウス・ホイブラーテンだった。


前半36分には、元日本代表のFW武藤嘉紀がスピードに乗ろうとしたところを、身体を入れて許さず。ポジショニングの良さや1対1の強さといった守備の安定感はもちろん、この試合では得点にも大きく関与。前半21分、自陣から対角線のロングボールを前線に送ると、これをMF大久保智明が落としMF伊藤敦樹がゴール。攻守に素晴らしいプレーを見せ、1-0という最終スコアに大きな影響を与え、総合力の高さを示している。




アルビレックス新潟 MF伊藤涼太郎(当時浦和レッズ)写真:Getty Images

2位:伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)


第4節終了時点での、リーグ全体のMVPといっても過言ではない。アルビレックス新潟の「背番号13」MF伊藤涼太郎は、黄金のような輝きを放っている。


今第4節、川崎フロンターレとの試合でも序盤から1タッチで前を向く能力、相手を外す技術、抜群のパスの精度、高い判断力を発揮。26,000人以上が詰めかけたデンカビッグスワンスタジアムを湧かせると、前半22分にはDF渡邊泰基のボール奪取から、素早くシュート。GKチョン・ソンリョンの逆を突き、ニアサイドを打ち抜いて先制点かつ結果的に決勝点となる得点を奪った(1-0)。後半6分にも三戸との連携から、太田へスルーパス。後半13分の直接フリーキックはクロスバーを直撃するなど、常に脅威となり続けた伊藤。勝利に導く得点やアシストはもちろん、おもちゃ箱のようなワクワクが詰め込まれている。




名古屋グランパス FWキャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

1位:キャスパー・ユンカー(名古屋グランパス)


今第4節、柏レイソルに3-0で快勝した名古屋グランパス。ただ、内容としては圧倒的な差があったわけではない。では、なぜ3点もの差が付いたのか。「FWキャスパー・ユンカーがいるかいないか」この要素が明暗を大きく分けた。


前半41分に左足で決めた先制点がそうであったように、ユンカーは並のFWであれば無というべき状況から、有を作り出し続けた。後半19分にも自陣からのロングボールに精度の高い1タッチで立田と入れ替わり、決定的なシュート。名古屋は後半25分に、決定的な3点目をオウンゴールで奪った。これも中央にユンカーがいることを気にした柏のDF立田悠悟が、強引に足を出したことで生まれたもの。「絶対的守護神」ならぬ「絶対的ストライカー」と呼ぶべき、絶対に欠かせない存在だ。

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