山下良美主審担当の鳥栖対大宮。ファウル判定基準変更にDAZN解説者異論「矛盾する」

2025年3月15日(土)17時25分 FOOTBALL TRIBE

サガン鳥栖 写真:Getty Images

 明治安田J2リーグ第5節のサガン鳥栖対大宮アルディージャが3月15日、鳥栖のホームである駅前不動産スタジアムで開催。女性審判員である山下良美主審のレフェリングに注目が集まった一方、インターネット動画配信サービス『DAZN』の解説者が、Jリーグ公式戦におけるファウル判定基準の変更に疑問を投げかけた。


 この一戦は78分、FWカプリーニ(大宮)が相手選手とのコンタクトで倒れた直後、DF関口凱心(大宮)とFWヴィキンタス・スリヴカ(鳥栖)の接触があり、両チームの一部選手がエキサイト。山下主審は関口とスリヴカを呼んで注意を与えたが、カードは提示せず、大宮ボールで試合を再開させた。しかし80分、球際の攻防でDFガブリエウ(大宮)とFW新川志音(鳥栖)が激しくやり合うと、一方が倒れて山下主審の笛が鳴った直後、再び両チームの選手等が言い合うなど、一時騒然となった。


 この80分のシーンを受けて、DAZNで解説を担当の鳥栖OB早坂良太氏は、「球際は戦うので、時間的にももったいない」などとコメント。実況アナウンサーから「アクチュアルプレーイングタイム(APT)の増加などを目標としたファウル判定基準の変更」の話題を振られると、「プレータイムを増やすって…。これ逆に激しくやることによって(プレータイム)が減っていくので矛盾する」と、否定的な見解を述べている。


 Jリーグのファウル判定基準を巡っては、NHKBSにおけるJ1リーグ第5節・浦和レッズ対ファジアーノ岡山の中継で解説を担当した早野宏史氏が「プレータイム(ATP)を伸ばすのは良いことだけど、目的と手段を間違えてはいけない」「流すのは良いけどファールを取りませんってのは違う」などと私見を述べている。


 また元Jリーガーの安永聡太郎氏は3月8日、Xで「Jリーグの解説者はリスペクトしつつも、審判のジャッジに対してはっきり物申した方がいいなぁ」と切り出すと、「明らかに激しさとファールを耐えるが混同してるもん。選手の怪我誘発してる気がする」と指摘している。

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