センバツ開幕戦に登場の至学館 あの「J-POP風」校歌は聖地に響くのか

3月15日(水)15時25分 フルカウント

初出場同士の対戦となった開幕戦、至学館の校歌にも注目

 第89回選抜高校野球が19日から甲子園球場で開幕する。10日に行われた組み合わせ抽選で、開幕戦は東海地区代表の愛知・至学館と中国地区代表の広島・呉が対戦することが決まった。至学館は2011年夏に甲子園に出場しているが(1回戦敗退)、選抜は初。呉は春夏通じて初出場になる。ともに聖地初勝利を目指す。

 至学館は私学4強がひしめく戦国区愛知の秋季大会で愛工大名電、東邦を撃破。準決勝で桜丘に敗れたが、3位決定戦で享栄を破り、愛知3位として東海大会に進んだ。準決勝で中京大中京に勝利し、決勝へ。静岡に優勝は譲ったが、準Vで選抜切符を手に入れた。

 2011年夏に出場した時は東大阪大柏原に敗れ、校歌を歌うことはできなかった。当時はこの結果に落胆した野球ファンも多かった。至学館の校歌を聴きたかったからだ。

 中日新聞の飯尾歩さんが作詞作曲した同校の校歌「夢追人」は、現代風に仕立てられている。「我が母校〜」の言葉や学校名などは歌詞にはない。校歌とは思えないようなフレーズが並び、ポップ調のメロディーで奏でられており「J-POP風」と話題になった。

動画投稿サイトで再生10万回を超えた2011年県大会優勝

 歌詞にあるように「熱い涙が止まらない」選手たちが11年の県大会決勝後に校歌を歌い上げた模様は動画投稿サイトで広がり、再生回数は10万回以上となった。苦難を乗り越えて甲子園にたどりついた球児たちの心情と、「夢追人」の歌詞がマッチしているところも共感を得た。甲子園でもその校歌を歌う姿を楽しみにするファンも多かったが、惜しくも敗戦。その勝利の歌声を響かせることは次回の出場時に持ち越しとなっていた。

 型にはまらない校歌は年々増えている。代表的なものには「『やれば出来る』は魔法の合いことば」と歌った愛媛の済美や、「Be together! Be together! Let’s be together!」で始まる群馬の健大高崎などの校歌があり、健大高崎は今年の選抜に出場する。至学館は開幕戦に登場するため、勝利すれば2017年の甲子園で最初に流れる校歌となる。

 今チームは新美涼介投手、藤原連太郎外野手らを中心にまとまったチーム。プロのスカウトから熱視線を送られるような飛び抜けた選手はおらず、専用球場もない中、チームワークで愛知の私学を倒してきた。甲子園に新しい風を吹き込むことができるか——。オープニングゲームの熱戦を期待したい。

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